月人工天体説/月の都市伝説

文=並木伸一郎

月には水も大気もある

月には、その内部を空っぽだとする仮説「空洞説」がある。天文学的見地からしても、内部が空洞化した星など、ありえないが、月を“人工天体”と仮定する「人工天体説」で、空洞説は説明がつくのだ。

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月のツィオルコフスキー・クレーター。長年、水の存在が予測されていたエリアだ。

 

不自然すぎる生い立ちと、天体としてあり得ない地表データを持つ月には、実はとてつもない秘密が隠されている。それが水の存在だ。

1972年のアポロ16号月面着陸の際、世界で衛星中継が放送されたことがある。そのとき、クレーターを歩いていて転んでしまった宇宙飛行士がこう叫んだという。

「ワァータ!ワァータ!(水!水!)」

宇宙飛行士が叫んだ場所は、月の裏側にあるツィオルコフスキー・クレーターと呼ばれる場所で、底一面が暗緑色をしていることから、一部の研究者の間で水の存在が噂さ
れていたのである。それは最新の調査で判明している。

2008年に打ち上げられたインドの探査機チャンドラヤーン1号は、月の表面の大部分に水素の存在を発見。月の北極付近にある永久影クレーターには、6億トンもの氷が
存在するという仮説も浮上している。

そして、大気の存在も見逃せない。アポロ11号の月面着陸時の通信記録に、「風速よし」、「ホコリが舞い上がる」という記録があるのだ。大気がない月の上空に、風が吹いているということなのか? もし大気があるのだとすれば、例の月面に打ち立てた星条旗が揺らめく映像も本物であることが立証されるのである。

さらにアポロ14号が持ち帰ったもの中には、錆びた鉄があったともいわれており、水も大気もない死の世界だ、という常識は覆されつつあるのだ。

こんなデータもある。NASAの研究員が調査結果から判明した月の地表データを元にモデルを作成したところ、できあがったものはチタニウム合金製の中空の球体だったというのだ。もしそれが事実なら、人工地震のデータでわかった、月の地表が鐘のように振動するパターンもうなずけるだろう。

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アポロ14号 宇宙飛行士チャールズ・デューク。彼は月面で転倒し、地面に手をついた際に「水だ!」と叫んだ。

 

(「ムー認定 月の都市伝説」より掲載)

文=並木伸一郎

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