終末と再生の物語「ヨハネの黙示録」②/世界の大予言

「異端の書」と呼ばれる理由

『ヨハネの黙示録』は、あまりに恐怖に満ちた内容であり、人々の心を惑わすものであったため、長い期間、キリスト教世界では「異端の書」として扱われてきた。

ローマ・カトリック教会が正典として認めたのは2世紀中頃だが、それ以後も「偽預言書」として否定され、あまり真面目に扱われてはこなかった。

しかし、人類が科学文明を手にいれ、さまざまな破壊兵器を開発した結果、そこに描写された内容のひとつひとつが、実際に起こりえるものとなってしまい、近年ではむしろ注目が集まり、その内容を真実として考える信者が増大している。

この動きはキリスト教世界だけではなく、世界中の新興宗教にも影響を与え、多くの人々が人類の終末について考える契機となっている。

 

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16 世紀後半に描かれた聖ヨハネ。

 

神の都が出現する時期は……

終末戦争に生き残ったものは幸いで、新しいエルサレム(約束の地)が空から舞い降りてくるという。

「わたしはまた、新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た」(21章1~2節)

と、黙示録のクライマックスは、新しい都の美しさを讃えることに費やされている。

「城壁は碧玉で築かれ、都は透きとおったガラスのような純金で造られていた。都の城壁の土台は、さまざまな宝石で飾られていた」(21章18~19節)

誰しもが憧れる美しさであるが、これを目にすることができるのは、神に選ばれたごくひと握りの人間のみである。

問題は、この終末がいつかということである。キリスト降誕の2000年後で2001年とする説が有力であった。実際、2000年以降、世界は決していい方向に進んでいるとはいえず、カウントダウンがはじまっている空気はある。また、布教をはじめた瞬間をイエス・キリストの誕生と捉えると、その2000年後となる2030年頃ということになる。

黙示録には「この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる」(22章18節)との記述がある。

ここで間違った予想を書いてしまうことは「これに書き加える」行為となってしまう。なので、いつという点についても、神の御心次第とのみまとめさせていただく。ただ、現在が終末に近いということだけは、確かなことである。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

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