恐怖の大王は宇宙にいる ミシェル・ノストラダムス/世界の超人・怪人・奇人

文=並木伸一郎

ミシェル・ノストラダムス 恐怖の大王は宇宙にいる

 

フランスが生んだ史上最大の予言者ノストラダムス。この16世紀に生きた医師兼占星術師が四行詩の形で残した『ミシェル・ノストラダムス師の大予言集』は、幾度も版を重ね世界中で知られている。日本でも1973年に発刊された書籍『ノストラダムスの大予言』(五島勉著)で一躍、有名になった。

 

ノストラダムス(Nostradamus、1503~1566年)。本名ミシェル・ド・ノートルダム(Michel de Nostredam)。フランス出身。
ノストラダムス(Nostradamus、1503~1566年)。本名ミシェル・ド・ノートルダム(Michel de Nostredam)。フランス出身。

 

ノストラダムスといえば、もっとも有名なのが、「地球が滅亡するのではないか」と世界中が注目した、この一節だ。
「1999年と7か月/恐怖の大王が天より姿を現わすだろう/彼はアンゴルモアの大王を蘇生させ/その前後は火星が幸せに支配する」

 

四行詩で〝予言〞を残したノストラダムスの著書は『百詩編』として世界中に衝撃を与えた。
四行詩で〝予言〞を残したノストラダムスの著書は『百詩編』として世界中に衝撃を与えた。

 

〝恐怖の大王〞の解釈をめぐっては、核兵器や小惑星、彗星などさまざまに論議されたが、ご存じの通り、1999年に地球が滅亡するような異変は起きなかった。よって予言は外れたと認識されている。

 

だが、実は、1999年に、〝恐怖の大王〞に相当する物体を、カナダの人工衛星NEOSがとらえていたのだ。直径約560メートルの小惑星1999RQ 36、別名ベンヌ。そのベンヌは地球に向かう軌道を進んでおり、なんと、2169年には4000分の1の確率で地球に衝突するというのだ。もしや、ベンヌによって人類は地球に住めなくなり、火星への移住を余儀なくさせられるということが、予言の真の意味なのかもしれない。

 

それを知ってか、NASAはベンヌに向けて2016年に人工衛星を送りこみ、2018年にはサンプル採取を含めた調査を予定している。しかも現在、NASAは火星をテラフォーミングし、人類を移住させる計画を進めている。それはまるで「その前後は火星が幸せに支配する」という予言の一節ともリンクする計画ではないか。
ちなみにノストラダムスは、西暦3000年以降のことについても予言を残している。「世界が終わりを迎える」という最後の予言が示す年は、3797年である。

 

(「世界の超人・怪人・奇人」より掲載)

文=並木伸一郎

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