3つの共観福音書の1つ「イエスの預言・マタイ伝」/世界の大予言

イエスの語った終末の様子とは!?

『マタイ伝』もしくは『マタイによる福音書』は、イエス・キリストに関する伝承をまとめた『マルコ福音書』を底本に作成されたもので、12使徒のマタイが書いたと伝承にはあるが、実際の著者はわかっていない。

終末を預言するイエス自身が語った言葉があるので、少し長いが引用する。

「人に惑わされないように気をつけなさい。多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだといって、多くの人を惑わすであろう。

また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。

またあちこちに、飢饉が起り、また地震があるであろう。しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われるだろう」

 

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1632 年に描かれた、十字架に貼り付けられたイエス・キリスト。ディエゴ・ベラスケス画。

 

 

イエス再臨のとき、当時の状況が繰り返される……

終末の直前、偽物のイエスが現れ、世の中を乱すという。現在の世情を見れば、数多の新興宗教が乱立し、自身をイエスの再来と騙るものも少なくない。

過去、これほど偽イエスと偽預言者が現れた時代があったであろうか。つまりこれは、現代こそが終末の時であることを示しているのだ。

「天地は滅びるであろう。しかし、わたしの言葉は滅びることがない」とあるように、世界が一度終末を迎えた後、イエスが再臨し、人々に救済の手が差し伸べられることになる。なお、ここでの救済とは、キリスト教徒を天に導き入れることで、それ以外の人々に救いの手が差し伸べられるとは書かれていない。

「それらの日の患難の後すぐに、太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ち、天の勢力は震われる。その時、イエスのしるしが天に現れる。そして地のすべての部族は嘆き悲しみ、イエスが力と大いなる栄光をもって、天の雲に乗って来るのを見る」

イエスが再臨するのは、「千年王国」を建国するためである。真の楽園を築くために、そこに不要な者を取り除くのが、終末の災厄ということになる。

2000年前に一度、イエスは地上に現れているが、イエスが再臨する時には、当時と同様の歴史が繰り返されると宗教学者は主張する。すなわち「エルサレム壊滅、ユダヤ人のエルサレム帰還、神殿再建、神殿が荒される」という一連の事件であり、この後、イエスが再臨して終末を迎えることになる。

すでにイスラエルが建国され、神殿の再建が進められている。この後、テロなどでイスラエルの神殿が穢されたとすれば、すべては整ってしまうことになる。

その後、世界の終末が訪れ、イエスが再臨し、千年王国が樹立されるのだという。

 

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

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