数字から旧約聖書を解釈した「カバラの予言」/世界の大予言

この世界はすべて「生命の樹」で説明できる

『旧約聖書』は非常に難解である。長い年月をかけて変化してきた『旧約聖書』は、意味のわからない内容や記述も多く、そのためさまざまな解釈が可能となる。

これを神秘主義的に解釈したのがカバラである。カバラでは、宇宙・人間を、10のセフィロト(要素)と、それをつなぐ22のパスですべて説明できるとされ、これを図像化したものを「生命の樹」と呼んでいる。

彼らは、この生命の樹の構造により、宇宙のあらゆる事象が説明できると考え、解釈をおこなっている。

そのひとつに、運命を含むあらゆるものの背後に、数字・数の関係性が秘められているという考えがあり、これが発展したものが、数秘術と呼ばれるものである。

宇宙の謎を解明する物理学という学問分野があるが、物理学を突き詰めると高度な数学に行きつき、数学を極めると物理学へと近づくことは、現代科学では常識となっている。数学も物理学もさほどに発達していない時代、カバラでは、すでにその考えに達していたということになる。カバラでは、完全を意味する7、魔的な存在である666など、いくつかの数字に特殊な意味が与えられているが、そこに宇宙の神秘を解く謎が秘められているのだという。ちなみにレオナルド・ダ・ヴィンチやニュートン、ライプニッツらは、カバラの科学を探究していたとされるが、最終的に奥義にはたどり着けていない。

 

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カバラの「生命の樹」セフィロト。

 

 

現在は宇宙周期の末期!?

カバラの思想をまとめた書物『ゾーハル』は『旧約聖書』の註解書であるが、ここでは現在の人類は宇宙周期の末期に生きていると説明されている。

神の世界は7の周期で宇宙を回帰して、第7回期の最後に原初へ戻ると解釈されるが、現在は第7回期の最終期で、地球規模の「病」の時代に突入していると『ゾーハル』にはある。

「第6000年期の最後に、宇宙の安息日の前触れをなす光が光線を放ち、死を飲み込み、穢れた霊を世界から一掃する」と、カバラも終末を予言している。

17世紀の自称メシア、ヤコブ・フランクは、終末の直前には戒律の性的禁止条項が消滅し、乱行は励行されると主張した。

今の時代ほど性的に乱れた時代はなく、これもある意味で終末を示す兆候であるとカバラ研究者の一部は考えている。

また、終末を迎える時期には、現行では22文字のヘブライ文字が23文字になり、これによって『旧約聖書』の本当の意味が現れることになるというが、残念ながらその真実の予言はまだ誰にも開顕されてはいない。今も、『旧約聖書』の中に、真実の予言は静かに眠っている。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

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