ローマ教皇を言い当てた「聖マラキの預言」①/世界の大予言

短いフレーズで教皇を的中させた

聖マラキは1094年、アイルランドに生まれ、1119年に司祭に叙階されたのを最初にコナーの司教、アーマー大司教、教皇特使を務める。

マラキの死を看取った弟子のベルナルドゥスによるとマラキは預言の才能を持っており、初対面の人でもその人の過去や人となり、未来を言い当てることができたという。

いわゆる聖マラキの預言は、1139年に執筆された。「すべての教皇に関する大司教マラキの預言」とも呼ばれるが、内容は165代教皇ケレスティヌス2世以降の歴代ローマ教皇が誰なのか、印象的な短いフレーズで預言したものである。

預言の冒頭となる165代教皇ケレスティヌス2世については「テベレ川の城」とだけ記されている。ケレスティヌス2世はテベレ川の流域の出身で、俗名をカステルロといった。カステルロはキャッスルに近い語で、文字通り「城」を表す。

166代教皇ルキウス2世は「追われた敵」と書かれている。ルキウスの本名は「カッチャネミチ」でそのまま「追われた敵」という意味である。教皇就任後、ローマで勢力を拡大していた政治集団と対立し、受けた投石が元で死亡している。反対派により「追われた」という意味であった可能性もある。

その次のフレーズは「大きな山」。これは第2回十字軍を呼びかけたローマ教皇エウゲニウス3世についての言葉である。「大きな山」とは、シュメールの神エンリルの別名なのだが、エンリルは敵を滅ぼす力を持っているとされる神。それが十字軍を呼びかけた不敵の教皇であることを、ほぼ言い当てている。

 

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聖マラキの立像。

 

 

ヨハネ・パウロ2世は「太陽の労働」と表現

近年の教皇についても見てみよう。ヨハネ・パウロ1世については「月の半分」と記されていた。本名はアルビノ・ルチアーニ。意味は白い月。そして彼が枢機卿時代に総大司教を務めたベネチアは、「半月の街」と呼ばれている。

次の教皇ヨハネ・パウロ2世は「太陽の労働」と表現され、ヨハネ・パウロ2世はポーランドの出身で、若い頃は鉱山や石切場で働いていた。職歴がそのまま「労働」を表し、また太陽が赤を表し、共産主義国家ポーランドが赤をイメージさせる。

そして先代のローマ教皇ベネディクト16世である。彼は「オリーブの栄光」。カトリックの一派であるベネディクト会がオリーブの木をシンボルとしているが、まさにそのまま言い当てているといえよう。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

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