チベット仏教のユートピア「シャンバラに関する予言」/世界の大予言

大英帝国やナポレオンが探索した理想郷

『時輪タントラ』は、仏陀入滅直前の経典で、編纂そのものは11世紀とされる。

インド仏教がイスラムとの勢力争いに不利を強いられていた時代に書き上げられたもので、チベット仏教の中心ともいえる教典である。

『時輪タントラ』では、転輪聖王が仏法を救うとする思想がある。転輪聖王は、地上に降臨し、理想の王として仏敵を倒すとされる。その転輪聖王が築いた王国がチベットの山中深くに存在し、そこには最高の叡智を備えた人々のみが入ることを許されるという。そしてそこでは住民のすべてが悟り、嫉妬や欲望、悪徳とは無縁の幸福な日々を送っている。この理想郷こそ、チベットに伝わる理想郷シャンバラである。

 

20170528_yogen
チベットのポタラ宮殿。地下世界シャンドラへ続く入口があるという。

 

過去には、大英帝国が、ロシア帝国が、ナポレオンが、ナチ・ドイツが、ソ連が探検隊を送りシャンバラを捜している。もし、彼らがシャンバラを捜し出していたならば、その国が世界を征服していただろう。しかし、彼らはシャンバラに到達することはできず、その前に滅び、または勢力を失った。

 

世界戦争が起こる時、シャンバラが出現する

シャンバラは、邪教がはびこっているときは、その姿を隠し、ごく少数の高僧のみが出入りを許される。

しかし、邪教との世界戦争がはじまる時、シャンバラは再びこの世界にその姿を現すと『時輪タントラ』には予言されている。

「そのとき、第25代シャンバラ王ラウドラ・チャクリンが立ち上がる。邪教と雌雄を決する最後の闘いのために。シータ河をはさみ、邪教の軍団と対峙する王のもとには、シャンバラの12神軍が結集する。(中略)永遠とも思える時間が経過した後、ついにシャンバラ神軍は敵を打ち滅ぼす。人身を操り、世界を混乱させていた悪しき邪教は、光り輝くシャンバラ神軍の前に滅び去る」

この邪教については、イスラム教とする説、世界をもっとも混乱させている存在、共産中国であるともされるが、実際は不明である。

シャンバラの存在意義は、この最終戦争の準備であり、邪教に最終的に勝利することである。

なお、第25代シャンバラ王ラウドラ・チャクリンとは、中国軍当局によって拉致されているパンチェン・ラマ11世と推測する研究者もいる。1995年、当時6歳の少年は、公式にダライ・ラマの後継として認められた3日後に中国軍に拉致されている。それほど中国当局より危険視されたのである。シャンバラの予言のカギを握るとされる少年はすでに青年となり、今もどこかで監禁生活を送っている。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

  • 1

関連商品

ムーSPECIAL
世界の大予言FILE

ムーSPECIAL
世界の大予言FILE

予言雑学研究倶楽部(編著)

価格:505円
発行:学研
発売日:2014/02/10

この記事と同じトピックを探す

関連記事

編集部おすすめ

アクセスランキング

  • デイリー
  • ウィークリー
  • トータル