光と闇の争いという二元論の世界観「ゾロアスター教の預言」/世界の大予言

最終的には光が勝利する

ゾロアスター教は火を御神体として崇める古い宗教である。教義の根本に光の神アフラ・マズダと、闇の悪魔アンラ・マンユが戦う二元論がある。最終的に光の神が勝利を収めるが、世界は光と闇が混ざり合い、さらに多くの神々が関わって世界を形作っている。

ゾロアスター教の開祖ゾロアスター・ザラスシュトラについて、ここで少し触れておきたい。

 

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ゾロアスター教の開祖、ザラスシュトラ。

 

ゾロアスターの活躍年代は、紀元前13世紀頃~紀元前7世紀頃と幅広い。これは、その名称が代々引き継がれていた称号であるためとされるが、ゾロアスター教の開祖としては、大胆な宗教改革を行った最後に名を継いだゾロアスターがその人とされている。

アーリア人はもともと多数の神を信じていたが、その中から唯一崇拝する神としてアフラ・マズダをゾロアスターが選び、ゾロアスター教を開いたとされる。

 

善なる霊性が世界を救う

ゾロアスター教には、聖典として『アヴェスタ』と、『デーンカルド』(ゾロアスター教の習俗について記載した百科事典)が存在する。

これらにおいて、世界の終末に関する預言が語られているが、より詳細な戦争に関する預言もあり、これが具体的な終末時期を推測する貴重な資料になると、預言研究者は重視している。

「イランの南の国の男が、暴力をもって思うがままに行動し、多くの流血を引き起こす。そして敵の手から逃れて、ザーブレスターンやその隣の地に行き、そこで軍を編成して引き返してくる」

という預言がある。イランの南はサウジアラビア。ザーブレスターンとはアフガニスタンで、その隣はパキスタン。これは、まさにテロリスト、オサマ・ビンラディンに関する預言である。

彼はサウジアラビア出身で、タリバンはパキスタンで活動し、アルカーイダの基地も置かれていた。これほど正確な預言も珍しいが、ゾロアスター教の預言はこれだけではない。

過去についていえば、ダレイオス王の統治、アレクサンダー大王による侵略なども預言されていたという。

終末についての預言としては、武器を手に握る救世主が、悪魔とその配下と戦い、これに勝利して地上から悪が一層されると説かれている。

この終末の闘いは、開祖ゾロアスターの死後3000年後にあるとされているが、ゾロアスターの生存年代が確定していないことから、特定はできていない。

なお、アフラ・マズダの啓示では、世界戦争は3回起こるとされている。すでに2回の世界大戦を経験している我々であるが、最後にもう一度世界戦争を経て、終末を迎えるのだという。そしてその戦争は、アラブとヨーロッパの闘いであると預言されている。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

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