ボスニアの巨大ピラミッド 太古の人工巨大丘陵/ムー的古代遺跡

文=並木伸一郎

ボスニアの巨大ピラミッド 太古の人工巨大丘陵

 

ボスニア・ヘルツェゴビナで、ピラミッドと目される巨大な丘稜が次々と発見され、2006年4月から発掘が始まっている。太陽のピラミッドと名づけられたこの丘稜は、なんと1万2000年前に作られた、世界最大のピラミッドかもしれないというのだ。

 

発見場所は、首都サラエボの北西約30キロにある小都市ヴィソコ。標高約650メートルに位置する、渓谷と高台に周囲を囲まれた静かな町だ。その高台のうちのひとつが、ピラミッドの形状――45度の傾斜を持つ四角錐であることが判明したのだ。驚くのはまだ早い。同地の衛星写真から、同様の形状の構造物がさらにふたつも見つかったのだ。

 

世紀の発掘の陣頭に立ったのは、当地の民間考古学者セミール・オスマナジッチ。20年近くも南米のピラミッドを研究して来た彼は、この丘稜が「約1万2000年前、ボスニアの原住民によって築かれたもので、かつては南米の階段式のピラミッドと同様の形態であった」と主張している。

 

発掘によって長さ4メートル、さしわたし1.5メートル、推定10~30トンの立方体が見つかり、ピラミッドの外壁らしいとされた。さらに壁面が真っすぐ伸びた人工トンネルや、矢やアルファベットの「E」に似た羽根のような古代文字も発見されるなど、この丘をピラミッドたらしめる物証が数多く見つかったのだ。

 

そしてエジプトのピラミッドを研究して来た地質学者のアリ・アブド・バラカト博士が、「丘の基礎部分が性格に東西南北の方角を向いている」「発掘された石盤が人工的に研磨されている」「積み重ねられた石と石の間にセメントのような白い物質がある」などの点に着目し、オスマナジッチのピラミッド説を後押しした。

 

ヨーロッパに突如として現れた、失われた古代文明の遺産は、ユネスコ世界遺産の候補にもなっている。

 

きれいな傾斜の丘陵がピラミッドだと判明した。ピラミッドの権威「ザビ・ハウス」から推薦を受け、研究に拍車がかかる。
きれいな傾斜の丘陵がピラミッドだと判明した。ピラミッドの権威「ザビ・ハウス」から推薦を受け、研究に拍車がかかる。

 

(「ムー的古代遺跡」より掲載)

文=並木伸一郎

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