週刊ムー語教室/インドネシアの小人族「オラン・ペンデク」

文=こざきゆう

実在する可能性、高し!

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「ムー語教室」。今回は「小人族オラン・ペンデク」をご紹介します。

 

第73回:「小人族オラン・ペンデク」

  1. スマトラ島にはオラン・ペンデクという小型獣人の存在が噂される。
  2. 研究者たちの現地調査で、足跡を始め実在を示す多くの証拠が見つかっている。
  3. その正体はフローレンス原人なのか?

月刊「ムー」2017年6月号の最新UMAレポートでは、スマトラ島で撮影された小人族を紹介しています(http://gakkenmu.jp/column/11483/)。記事によれば今回、撮影された小人族は、かつてスマトラ島に生息していた身長1メートルほどのマンテ族と見られるようです。

ところで、このマンテ族との関係性も気になる獣人UMAがいます。やはりスマトラ島で1917年の初報告以来、現在まで断続的に目撃されている「森の小人」オラン・ペンデクです。

この獣人については、「ムー」2017年3月号の最新UMAレポート(http://gakkenmu.jp/column/10552/)でも触れていますが、もう少し詳しくみてみましょう。

オラン・ペンデクの目撃スケッチ。
オラン・ペンデクの目撃スケッチ。

オラン・ペンデクは、スマトラ島の人々の間では、“小柄で臆病な獣人”として古くから知られてきました。しかし、その存在が広く知れ渡るきっかけは、イギリスの未確認動物研究家デボラ・マーターによります。

彼女はこれまで報告されてきたオラン・ペンデクの足跡や記録から、1989年に現地調査を開始。さまざまな証言や足跡を採取し、1993年にはなんと、オラン・ペンデクと遭遇したのです。このとき、撮影には失敗しましたが、以後も彼女は何度も調査を続けており、その実在を主張しています。

また、デボラ以外にもイギリス人科学者アンドリュー・サンダースンら3人が、デボラの情報を元に2001年から2003年に現地調査し、オラン・ペンデクの体毛と思しきサンプルと足跡を採取しました。2003年にはやはりイギリスの動物学者リチャード・フリーマンら3人が、現地で足跡と草の食べ跡を発見しています。

このように実在を示す数々の有力な証拠が発見されているオラン・ペンデク。その正体は、冒頭でも触れた「マンテ族」と共通する存在だと考えられています。それは、フローレンス原人です。2003年にインドネシアのフローレンス島の洞窟で化石が発見されたことで知られたこの原人は、身長1メートル前後で、石器を制作、使用する高度な知能を持っていたとされます。

化石が発見されたフローレンス島とオラン・ペンデクの目撃されるスマトラ島は異なるものの、いうなれば“ご近所”です。フローレンス原人の生き残りがスマトラ島に生息しており、それがオラン・ペンデクである可能性はあるのです。

ホモ・フローレシエンシス(左)と現生人類(右)の頭骨の比較。

文=こざきゆう

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