3000年前の口寄せ「シルバー・バーチの霊言」/世界の大予言

西洋式の「コックリさん」に現れた霊

1920年代の英国では、「降霊会」なる催しが流行していた。文字通り、霊体を招く会。霊媒師を交えた一団が円卓を囲み、さまざまな方法で呼び出した霊体と「親睦」を深める集まりである。日本でいう「コックリさん」や、あるいはイタコの口寄せに似た儀式である。

さて1924年のロンドン。この街に住む平凡な18歳の青年、モーリス・バーバネルは友人に誘われて降霊会に出席する。

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モーリス・バーバネル(1902 ~1981)。

会が佳境を迎える中、彼は不意に意識を失ってしまう。ややあって蘇生した彼が居眠りの非礼を詫びたところ、同席者は意外な答えを漏らす。眠っている間の自分自身に「シルバー・バーチ」と名乗る霊が取り憑き、盛んに自説を語っていたという。

 

 

古代に最終戦争が予言されていた

3000年前のアメリカに生きたと自称するシルバー・バーチは、後に降霊会以外の場でもバーバネルに取り憑き、彼の体を借りてさまざまな「霊訓」を発するようになる。それはバーバネルが没する1981年まで絶え間なく続き、書きとめられたものは膨大な量に上った。彼の語り口は滑らかで平易であり、砂漠の砂に吸い込まれる慈雨のごとく優しく脳内に流れ込んでいく。しかし、シルバー・バーチもやはり終末へ至る人類の危機を、穏やかな口吻から静かに漏らす。

 

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シルバー・バーチのイメージ。

「私たちは破壊と殺戮と、その結果が目に見える。まだこちらに入ってくる準備のできていない魂たちが、霊魂界に入ってくるのが目に見える。彼らは熟する前に生命の樹からもぎ取られた青い果実だ。地上に生きなければならない生命を打ち壊したのは、地上の者なのに」

シルバー・バーチはさらに説く。「今後人類は多くの戦乱に巻き込まれる。新しいものが生み出される際には生みの苦しみがあるものだが、破壊と暗黒の時代が来る」と。

シルバー・バーチがバーバネルの口を借りて霊訓を成した時代は、第1次世界大戦の終結もむなしく世界が新たな戦争へと歩み、最終兵器をも生み出した時代背景と正確に合致している。その整合性には寒気を覚えるほどだ。しかし、彼は明るい未来を予感させて話を結ぶ。

「やがて新しい民族が台頭する(中略)その日には苦しみも嘆きも涙も消え失せ、地上は微笑みと幸福の国へと変わるだろう」と。

「シルバー・バーチ」とは、英語で白樺の木のことである。春の白樺の幹に傷をつければ、清らかな樹液が涙のように流れ出す。未来人類を思う霊魂も、我々を想い涙にくれているのだろうか。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

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