火星版マチュピチュの遺跡?/宇宙のオーパーツ

文=並木伸一郎 写真=NASA ほか

火星の南極で発見されたインカ・シティ

 

1971年にマリナー9号が撮影した地表画像に、不思議な地形が写っていた。

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場所は火星の南極付近。NASAの科学者たちは、ペルーのインカ帝国の遺跡マチュピチュの空撮写真に似ていることから、これを「インカ・シティ」と名づけた。地形の幅は4~5キロ。正方形の集合体のようなこの形状は自然に形成されたとは思えない。実際に、ヴァイキング計画の科学者ジム・カッツ博士は、

 

「たしかに古代建造物の廃墟、という印象を受ける。等間隔のテラスが連続しているところは、無気味なほど規則的で正確だ。自然地形には気まぐれな特徴があるものだが、だとしてもこの地形構造物には、ある種の幾何学的秩序がありすぎる」

 

とコメントしている。また国立地質研究所のハロルド・マサーキー博士も“個人的見解”だとして、こう証言している。

 

「幾何学的にあまりにもせいぜんとしていた、知的生物が活動した証跡という可能性も否定できない。もしこれでも自然に形成されたものだとすれば、このような直角の構成要素を持つ地形構造物は、きわめて異例でほかに類例がないといわなければいけない」

科学者たちがいうように、実際にこれがマチュピチュのような古代都市なのだろうか。いまだ不明のままである。

 

 

 

(「宇宙のオーパーツFILE」より抜粋)

文=並木伸一郎 写真=NASA ほか

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