エイモス・ミラー事件

文=並木伸一郎

戦慄!! UFOから放たれた光線によって死亡した男!!

エイモスミラー事件=1

1968年2月2日の早朝、ニュージーランドのオークランド郊外で羊牧場を経営するエイモス・ミラー(当時39歳)と息子のビル(当時17歳)が、畑の柵の修理をしていたときのことだ。どこからともなくピーッという耳触りな音が聞こえてきた。「何だ?」とふたりが音のする方向に目をやると、約200メートル先にある林の上空に円盤形の物体が浮かんでいた。
その上部は円錐形の塔のようなものがついていた。その周囲には丸窓が連なり、機体全体が光っていた。やがて円盤は3本の脚を伸ばし、ゆっくりと降下して、小川の向こう側に着陸した。これを見たミラーは、ビルの制止を振り切って、まるで魅入られたかのように円盤に接近していった。ビルは恐怖に包まれて、その様子をただじっと見守っていた。
ミラーが小川の対岸にさしかかったときだ。突如、円盤からまばゆいばかりの光線が発射されて、ミラーの身を包んだ。一瞬の出来事だった。彼は、はじかれたようにもんどりうって地面に倒れた。すると円盤は“ブーン”という音をたてて猛スピードで飛び去っていった。これを見て、われに返ったビルが駆け寄っていくと、父ミラーはすでに息がなく、額から後頭部にかけて、頭皮が溶けたように消失し、頭蓋骨が露出していたのだ。
その後、ビルの通報で現場に駆けつけた警官は、ビルを“殺人事件”の重要参考人として拘束した。ビルの話は、単なる空想か妄想でしかない、と判断されてしまったのだ。
その後、ジョン・ウィッテイ博士率いるチームが検視にあたると、ミラーの遺体には、頭皮以外の外相がひとつもなく、すべての骨から“燐”の成分だけが消失していることが判明。その死に謎が深まった。これが殺人事件だとしたら、その殺害方法が、まったく特定できなかったのである。
ビルの証言で、警察は現場検証を実施した。すると証言どおり、そこには直径18メートルの円盤の着陸痕らしきものが発見された。結局、ビルは逮捕から5日後、釈放され無罪放免となったが、この戦慄のUFO殺人事件は迷宮入りとなっている。

 

文=並木伸一郎

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