オーパーツの基礎知識/ハトホル神殿の電球レリーフ

神殿の壁に刻まれた謎のレリーフ

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  • 発見場所=エジプト、デンデラ
  • 製作年代=紀元前1世紀ごろ
  • 推定製作目的=宗教的モチーフ、または電球の設計図

エジプトの中部に位置する町「デンデラ」。この地には、紀元前306~30年の古代エジプトに栄えたプトレマイオス朝時代に建造された「ハトホル神殿」がある。

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ハトホルとは、エジプト神話に登場する太陽神「ラー」と天空神「ヌト」の間に生まれた女神である。このハトホル神殿は、地下室から屋上まで、建物自体がほぼ完全な状態で残されており、数あるエジプトの古代神殿の中で最も保存状態が良いとされているのだ。

実は、この地下室に、古代の文明――いや、現代に提唱されているエジプト史を大きく覆してしまうかもしれない、恐るべき壁画が残されている。

それは、神殿の地下室に浮き彫りにされた「レリーフ」だ。レリーフには、2本の腕を持つジェド柱(王家の儀式で使用された謎の柱)が、大きな梨型容器を支えており、容器の中にはヘビが横たわり、根元にはスイレンの花とコードのような茎などが描かれている。

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この謎めいた図柄を、考古学者たちは宗教的な意味合いを持つレリーフだと考えられている。が、しかし――オーパーツの名付け親アイヴァン・T・サンダースン博士は、

「これは照明電球とそれを支える高電圧絶縁器だ」

と主張したのだ。確かに、梨型容器はガラス管で、内部に横たわるヘビはフィラメント(電球や電子管の中で電気を流す金属線)、スイレンはソケットで、ジェド柱は高電圧絶縁器に見立てることができる。

また1981年、当時オーストリアのウィーンで電気技師をしていたヴォルター・ガルンという人物が、このレリーフを基に電球の模型を製作。その結果、見事に現代の電球と同じように光輝いたという。

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