土地に居つく幽霊たち 超常現象2015 心霊編

文=並木伸一郎

スマホが捉えた森の少年の霊姿

2015年9月のある日のこと。イギリス、ウェスト・ミッドランズ州ワッソンプールに住むエレーヌ・スチュワートは、自宅近くの森の中をいつものように散歩していた。だが、帰宅後、そのときに撮った写真をチェックしていた彼女は、背筋が凍る思いをした。というのも、携帯していたスマートフォンで撮った写真の1枚に、少年の霊姿が写っていたからだ。それは木にもたれかかる少年の輪郭を示していた。

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森の中でボウッと光る人影。少年の亡霊か?

 

「もしかして、これは幽霊?」そう思ったスチュワートが土地のことなど、いろいろ調べてみた。その結果、ある事実が判明したのだ。

「輪郭からして時代遅れの服装をしているように見えたわ。インターネットで検索して、18世紀にはこの森に古い石炭の採掘孔があったのを知ったの。そこではトンネルの崩落事故なんかがよく起きていたみたい。採掘孔には子どもが送りこまれることもあったのよ。だから、少年は事故で犠牲になった子どものひとりだと思う。この子は、いまだに安らかに眠ることができないでいるのかもしれない」

そう語るスチュワートは、この写真が死後の世界が実在することの証明になると確信している。

 

ウィジャ盤で遊戯中、悪魔が憑依!

2015年9月末のこと。ペルー、リマ郡コルシカ島に住む18歳の少女パトリシア・クイスプは、友人宅で世間話に花を咲かせていた。そして話のついでに「霊と交信し よう」ということになり、彼女たちはスマートフォンにウィジャ盤のアプリをダウンロードし、交霊ゲームをはじめたのである。ウィジャ盤とは、いわば西洋版 コックリさんだ。

クイスプたちの質問は「恋人はできますか?」「結婚はいつごろ?」「相手の名前は?」などといった、他愛ないものだっ た。質問に応じてプランシェット(コックリさんの10円玉に相当)が「YES」、または「NO」の文字で止まるたびに、歓声があがった。ところがその最 中、クイスプは急に体調が悪くなったのである。彼女は帰宅し、自室のベッドに倒れこんだ。

異変はその後に起こった。「悪魔が、悪魔が私の中にいる!」突然、聞こえた叫び声に両親が見にいくと、娘が口から泡をふき、苦しそうに悶えていた。

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病院で暴れるパトリシア・クイスプ。悪魔に取り憑かれたのか?

 

少女の身に何かが起きたことを察知した両親は、地元の病院に救急搬送させた。病室でも少女は手足をばたつかせつつ「出ていけ」などと暴言を吐いた。それは 本人の声ではなかった。これを見た母親が「お願い、娘から離れて!」と何度も叫んだ。やがて投与された安定剤が効いたのか、彼女はぐったりしておとなしく なったのである。

その後、心療内科に移され、治療を受けることになったクイスプは、担当医に「スマホウィジャ盤で遊んでいたら、ネットの向こうから悪魔に取り憑かれたようです。もうこりごりです」と語ったそうだ。

 

(月刊「ムー」2015年12月号)

文=並木伸一郎

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