週刊ムー語教室/第10回「水棲UMAキャディ」

文=ムー語講師・こざきゆう

ウマのような頭に、ウミヘビのように長い胴体……

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「週刊ムー語教室(毎週火曜日)」。第10回のテーマは、実在の可能性が高いとされる海のUMA「キャディ」です!

 

第9回:水棲UMAキャディ

【必修!3ポイントでわかるキャディ】

1:カナダ沖合に生息する、爬虫類と哺乳類の進化の間にあると見られる巨大水棲生物

2:これまでに死骸や幼体も発見されており、学術的にも実在が示唆されている

3:近年は北欧や地中海でもキャディと思しき生物が目撃されている

 

世界各地で目撃されているUMA(未確認動物)のなかには、獣人ビッグフットのように噂だけにとどまらず、実在の可能性が強く示唆されるものも数多くいます。今回紹介する「キャディ」も、動物学者が学術的に存在を認めるUMAのひとつです。

カナダのバンクーバー島南端の沖合、キャドボロ湾周辺で目撃が多発していることから、その名がつけられたキャディは、“キャドボロ・サウルス”とも呼ばれる巨大水棲生物です。

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(↑2006年にサハリン島に漂着したキャディと思しき生物の死骸)

全長は9〜15m、ウマを思わせる頭部、蛇のような長い体で、背中にはコブのような突起を持ちます。四肢は確認されていませんが、ヒレがあるともいわれています。そのため、爬虫類から哺乳類への進化の間にある生物の生き残りではないか、という見解もあります。

 

その初の目撃は、1905年のこと。カナダの漁師がサケ漁の最中に、全長1・8メートルほどの怪物を見た、という証言に始まりました。

キャディの存在が世間の注目を集めたのは、それから28年後の1933年。陸軍少佐とその妻が、海上でのセーリング中、波間にキャディの姿を認めたのです。少佐がマスコミに、キャディ目撃を語ると大きな話題となり、一躍その存在が知られるようになったのです。

 

さらに1937年には、UMAとしては珍しい、驚くべきものが発見されました。捕獲したクジラを解体中、その胃袋の中から、キャディと見られる死骸が出てきたのです。それは、哺乳類を思わせる大きな頭部と脊椎、クジラのような尾ひれをもっていました。その後、怪生物の死骸はアメリカ、イリノイ州のフィールド博物館に輸送されることになりました。しかし、船便で運ばれた記録は残されているにもかかわらず、奇妙なことに死骸は行方不明になってしまったのです。

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(↑1937年クイーンシャーロット諸島にて、クジラの胃から出てきたキャディの死骸)

このときの死骸については、実は写真も残されていて、後にカナダの動物学者エド・バウスフィールドが鑑定。その結果、写真の信頼度は高く、科学的に十分な説得力をもつ証拠となると認めています。

 

また、1968年には、捕鯨船がキャディの幼体らしき生物を捕獲されるという事件も起きています。このときは、捕まえたにもかかわらず、残念ながら海に逃がしてしまいました。もし、標本保存などができていれば、生物の進化史に新たな1ページが刻まれていたかもしれません。 cady2015_web(2015年、地中海東部のケルキラ島で撮影されたキャディらしき生物)

このようなキャディの目撃は、これまでに160件もの報告があり、死骸発見は6件におよぶとされています。キャディは近年では、カナダ沖だけでなく、北欧ノルウェー沖や地中海ギリシア沖でも目撃されています。その活動範囲は広まっているのか、近縁種がその辺りの海域には生息しているのかもしれません。

 

文=ムー語講師・こざきゆう

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