UMAの基礎知識/ABC(エイリアン・ビッグ・キャット)

文=並木伸一郎

イギリス全土で目撃される無気味な「黒い魔獣」

ABC008

  • 生態データ
  • 目撃場所・棲息地=イギリス全土およびアメリカ本土。オーストラリア。
  • 推定体高・体長=46~76センチ、60~120センチ
  • 外見の特徴=体色は黒、もしくは黄褐色に黒のまだら模様。ピューマや黒ヒョウのような大型のネコ科動物に似ている。
  • 性格=獰猛かつ攻撃的。肉食で、シカなどの野生動物や農場のヒツジなどを襲い、餌としている。

概要

1963年以来、イギリス全土で怪物の姿が目撃されるようになった。その名も「エイリアン・ビッグ・キャット」。この場合の”エイリアン”という言葉は、宇宙からやってきたもののことを指すのではなく、”そこにいないはずの”とか”外来種の”という意である。それが示すように、イギリスにはヒョウ、ピューマなどの大型のネコ科生物は棲息していないはずなのだ。

ちなみに、名前の頭文字を取り「ABC」と呼ばれているが、それは総称であり、目撃された種類(大きさ、体の色など)によって、「モギィ」「ファントム・キャット」「ミステリー・キャット」「ビッグ・キャット」などと呼ばれる。イギリスでの目撃が主だが、アメリカ全土、オーストラリアでも目撃される。

イギリスでの目撃は1962年から記録されている。イギリスの著名な超常現象研究家ロバート・リカードが蒐集した資料には、1962年から1975年3月までの間に101件、またイギリス南部のサリー州ゴッダルミンの警察署管区では、1962年1964年8月にはかけてピューマもどきの黒い生物の目撃が、362件にものぼった。

近年では、2004年4月から2005年7月の間だけで、実に2123件もの目撃談が報告されている。

ef175cf7

(↑2005年にイギリスに出現したモギィ。目撃者が銃撃しようとしたところ大気に溶け込むように消えてしまったという)

そして、2010年3月、情報公開法によって、イギリス政府系機関の「英国自然局」から開示された統計資料にはABCが「ビッグキャット」として明記され、調査してもその正体が未確定のものだけで40件以上の事件が含まれていた。これは、イギリス政府が「エイリアン・ビッグ・キャットの存在」を認めたことにほかならない。

長い尾のABC

(↑ABCは尻尾が長いのが特徴である)

ABCはピューマや黒ヒョウ、ヒョウに酷似している。最近は、携帯での写真や動画の撮影が手軽になり、ABCを写したと見られる証拠写真や動画が急増しているが、その正体は、いぜんとして不明のままだ。

ただ、遭遇した人物の中で、体が発光していたり、テレポートした、などといった超常現象じみた報告も存在するため、エイリアン・ビッグ・キャットの正体は「異界からやってくる何か」だという研究家もいる。

いずれ、政府主導による精力的な調査が開始されれば、体毛などのサンプルのDNA鑑定によって、謎に満ちたABCの正体が明らかになるだろう。

文=並木伸一郎

  • 1

この記事と同じトピックを探す

関連記事

編集部おすすめ

アクセスランキング

  • デイリー
  • ウィークリー
  • トータル