週刊ムー語教室/「臨死体験」人は死んだらどうなるのか?

文=ムー語講師・こざきゆう

国や宗教を問わず、体験者が語る共通点とは!?

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「週刊ムー語教室(毎週火曜日)」。第15回では、死後の世界についての謎を解く鍵となる「臨死体験」について、その定義をまとめます。

 

第15回:臨死体験

【必修!3ポイントでわかる臨死体験】

1:臨死体験は、人が死に際に体験する神秘現象

2:1975年にレイモンド・ムーディによって、臨死体験には9つの傾向があるとまとめられた

3:ただし、死に際の脳内現象でしかない、という研究結果もあり、いまだ解明しきれていない

 

人は死んだらどうなるのでしょう。死後の世界はあるのでしょうか。死んでしまえばその先はだれにもわからないことですが、その手前まで行って、生還した人の証言から、探ることができるかもしれません。実際、死に瀕したとき、生と死の間で神秘体験をした人たちがいます。それが、「臨死体験」です。
death_web臨死体験は、日本ではサイエンスの分野で研究されることはあまりありませんが、世界的に見れば研究分野のひとつとなっています。その最初は、1975年のこと。アメリカの医学博士レイモンド・ムーディが臨死体験者の調査を行い、150の事例を元に、9つの傾向があると分析しました。

それは、「①死の宣告を聞く」「②表現しようのない安らぎと満ち足りた感覚を味わう」「③肉体から体の外に抜け出すような体験をする」「④暗いトンネルに入っていく感覚がある」「⑤光に満ちた天に上っていく感覚がある」「⑥亡くなった親類や友人に出会う」「⑦神や天使のような光の生命体(精神的な存在)と遭遇する」「⑧生涯の回想がよぎる」「⑨生と死の境に立ち、どちらに行くかを決定する」というものです。
この9つの傾向は、国や宗教を問わないようです。日本人でも、死の間際に「川の向こうで亡くなった親戚が迎えに立つ」「人生が走馬灯のように行き過ぎる」などといわれますが、これは⑥や⑧に当てはまります。
Sanzu_River_web(↑土佐光信の『十王図』に描かれた三途の川のイメージ。)
ただし、これらの神秘体験は、脳内現象だとする研究結果もあります。例えば、②の安らぎを得る感覚は、死に際の酸素不足によって、脳内にエンドルフィンという脳内麻薬が大量に分泌されるためだという説があります。また、血流中に二酸化炭素濃度が高まると、幻覚症状が起こりますが、臨死体験を報告した人は血中の二酸化炭素濃度が著しく高くなっていたというデータもあります。

③の体外離脱については、空間認識を司る脳の角状回に電流を流すと、体から抜け出す感覚があるとされます。つまり、死の間際に角状回に何らかの刺激があって起こるのではないかというのです。

しかし、このような研究結果では説明のつかない現象も数多く報告されています。臨死体験者のなかには、体外離脱時に遠い場所の様子を見てきたといい、その証言が実際の様子と完全に一致したという例も少なからずあるのです。

臨死体験には傾向はあるものの、現代科学では解明しきれていないのが現状なのです。

文=ムー語講師・こざきゆう

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