オーパーツの基礎知識/与那国島海底遺跡

文=並木伸一郎

2000年以上前に水没した超古代文明の名残か!?

  • m0334m発見場所:日本、沖縄県沖
  • 規模:東西約250メートル、南北約150メートル、高さ約25メートル
  • 推定建造目的:城塞、神殿など

沖縄県八重島諸島西端に位置する与那国島。その南側の海底に巨石遺跡が存在する。1986年に地元ダイバーによって発見され、後に琉球大学の木村政昭名誉教授のてで徹底的に調査された。

その結果、教授は遺跡を人工建造物と断定し、各方面に大きな波紋を呼び起こしたのだ。遺跡の規模は東西約250メートル、南北約150メートル、高低差約25メートル。城塞か神殿と思われる古代石組みの周囲には頂上に続く階段があり、通路や大広間、祠、亀の形をしたレリーフなどが配置されている。

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(↑頂上へ続く階段)

教授はこの「与那国島海底遺跡」の建造年代を1万~1万3000年前と推定した。その時期には遺跡のある海域が陸地だったからである。

そして、かつて琉球王国は、中国大陸から張り出した陸橋(琉球古陸)で、4000~2000年前に起きた地殻変動によって陥没・分断されて現在の形になった。このときの大洪水の記憶が太平洋各地に伝えられ、やがてかつて太平洋に沈んだとされる「ムー大陸」の伝説となったのだという。

なお、約7万2000~1万2000年前まで日本列島から東南アジアにつながる海域には、古大陸「スンダランド」が存在しており、この大陸に沿って多くの海底遺跡が発見されている。

その一方、この地形は人工物ではなく、海水の浸食によって作られたという説もある。与那国島は火山島であり、人工的に見える垂直や水平の地形も、噴出したマグマが冷却したときの亀裂に沿った浸食で発生する「方状節理」という現象で説明できるというのだ。

はたしてこの海底遺跡は過去の超文明の名残なのか、それとも自然によるものなのか?

早期の解明が望まれる。

文=並木伸一郎

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