1973年 秋田県マリア像の聖痕現象/戦後日本オカルト事件

編=オカルト雑学探究倶楽部

マリア像の手に聖痕が……!

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マリア像の右手。手のひらに傷ができ、血が滲にじんでいる(写真=並木事務所)。

 

舞台となったのは、秋田県秋田市湯沢台にあるキリスト教カトリック修道会、聖体奉仕会。この年の6月12日午後8時30分から、ここを舞台に次々と奇跡が起こりはじめたのだ。
はじまりはこうだ。ひとりで礼拝をしていたシスターの笹川カツ子さん(当時38歳)が、祭壇の奥にある聖櫃の扉を開こうとしたところ、突然、まばゆい光に全身を包まれ、およそ一時間もその場に立ち尽くしてしまったのだ。このとき笹川さんには、「教皇、司教、司祭のために、たくさん祈ってください」という聖母マリアからのメッセー
ジが聞こえていたという。するとそれをかわきりに、修道会と彼女に異変が起こりはじめる。
まず翌13日の午前5時、彼女がいつものように礼拝をしていると、前日とまったく同じ現象が発生した。

14日の礼拝中にもやはり光の放射が起こったが、このときには周囲に人がいた。しかし、光が見えたのはシスター笹川だけだった。
28日には、シスター笹川の手のひらがうずきはじめ、中央に横2センチ、縦3センチほ
どの十字架の形をしたミミズ腫ばれができる。そのうずきはすぐに、激しい痛みに変わった。
7月5日には、礼拝をしていた彼女のすぐそばに「天使」が現れ、一緒に祈りを捧げてくれた。そしてその日の夜、彼女の手のひらの激痛はいっそう激しくなり、十字架の傷の中央に小さな穴があいて、血が滲みはじめる。痛みと出血は続き、翌7月6日午前3時ごろ、手のひらの傷の治療をしてたシスター笹川の前にまたしても天使が出現する。
そして――。彼女が祈りを捧げていた木製のマリア像の右の手のひら中央に、縦横1.6~1.7センチほどのボールペンで描いたような十字形の傷が出現し、中心から「血」が滲みだしたのだ。

7月13日になると、マリア像の手から流れる血は、小指の下あたりまで滴るようになっていた。同26日には同じところから再び出血。このときには手のひらのくぼみに血だまりができるほどだったが、あふれ落ちることはなかった。そしてシスター笹川も、猛烈な手の傷の痛みに襲われ、一睡もできなかった。
7月27日。彼女は突然、天使から「今日で痛みがなくなる」と告げられる。その瞬間、痛みはおろか、手のひらの傷まで消滅。それに合わせるかのように、同時にマリア像の出血も止まったのである。

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