1976年 目を開ける掛け軸の生首/戦後日本オカルト事件

編=オカルト雑学探究倶楽部

生首が放送中にカメラを睨んだ!

1976年8月20日というから、もう40年近くも前のことだ。日本テレビ系の番組「あなたのワイドショー」の番組内コーナーで、怪奇事件レポートが行われた。

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正傳寺の「渡邊金三郎」掛け軸。

 

舞台は青森県弘前市にある正傳寺。ここにある生首が描かれた掛け軸にまつわる怪奇譚を紹介する、というのがテーマだった。
肝心の掛け軸はふたつあった。ひとつは「僧 光惇」と書かれた僧侶の生首。苦悶の表情で半目を開けている。そしてもうひとつは「渡邊金三郎」と書かれた髷姿の生首で、首から頭頂部まで無残にも竹竿が貫かれ、さらに猿ぐつわまでかまされている。僧侶の絵よりも、明らかにこちらのほうが生々しく痛々しい。
レポーターはこの掛け軸の前に立って、そのいわれや寺に譲られた経緯などについて熱心に語っていた。もちろんカメラは、その様子を淡淡と映している。
すると――。突然、閉じて描かれているはずの「渡邊金三郎」の目が見開かれ、その瞳がカメラを睨けたのだ。ただし、レポーターも現場のスタッフも、放送中はそのことにまったく気づかなかった。番組はなにごともなく進行し、終了。しかし放送終了後、それを見ていた視聴者から、問い合わせの電話がテレビ局に殺到し、大パニックになったのである。
当然、テレビ局もこれを受け、翌週にはさっそく検証番組を放送するなど大きく取り上げた。そのためこの掛け軸は、番組を見ていなかった人たちにも広く知られるようになる。ちなみにこのときの検証によれば、カメラのレンズにゴミや虫がついていた形跡はなかった。つまり、見間違いの可能性は否定された。しかも細かく調べてみると、見開かれた眼球は、あたりを見渡すかのように動いていたことが確認されたのだ。

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