週刊ムー語教室/「アトランティス」の謎

文=ムー語講師・こざきゆう

アトランティスはどこに沈んでいる!?

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「週刊ムー語教室(毎週火曜日)」。今週は、ヨーロッパ諸国で古くから信じられてきた伝説の大陸、「アトランティス」について解説します!

 

第27回:アトランティス

【必修!3ポイントでわかるアトランティス】

1:アトランティスは、プラトンによって歴史上、初めて紹介された伝説の大陸

2:100万年以上にわたり、超高度文明を築きながら、1万2000年前にわずか一昼夜で海底に没した

3:その比定地は大西洋をはじめ1700か所にもおよび、近年ではブラジル沖でアトランティスの痕跡を思わせる地形が見つかり、話題となった

 

「ムー大陸」(「ムー語教室」第1回)と並び、超高度な文明を築きながら、1万2000年前に海に沈んだ伝説の超古代大陸ーーそれがアトランティスです。 atlantis_web(↑左が古代ギリシアの哲学者プラトン)

歴史上、アトランティスが初めて紹介されたのは、ギリシアの哲学者プラトンの著書『ティマイオス』『クリティアス』です。プラトンによれば、その文明は「海神ポセイドンによって始まった」とされ、「その息子アトラスが最初の王になったことから、大陸全体をアトランティスと呼ぶようになった」といいます。

atlantis3_web(↑アトランティスの位置と、領地だったと思われる場所を示した地図)

アトランティスは、ポセイドンの子孫である10人の王に統治され、その版図は大陸全体およびヨーロッパやアフリカ大陸の一部にまで広がっていました。首都ポセイドニアは、長さ9250メートル、幅100メートルの巨大な運河で結ばれた、半径約2キロの環状都市でした。そして、首都の中央には金、銀、炎のような輝きをもつ謎の金属オリハルコンなどで飾られた神殿と王宮がありました。また、首都の背後の広大な平野には、碁盤の目状に運河がはりめぐらされ、その大部分は肥沃な農地として、毎年、あり余るほどの農産物を産出していたといいます。

ところが、10人の王は権力にとりつかれ、また国民は贅沢な生活におぼれ、堕落していきました。その結果、神々の王ゼウスの怒りにふれ、今から1万2000年前、アトランティス大陸には巨大な地震と大津波が襲い、100万年以上にわたった繁栄は、わずか一昼夜で壊滅し大陸ごと海中に没してしまったのです。

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(↑アトランティスが地上にあったときのイメージ。首都ポセイドニアは水路によって同心円状に区分けされていた)

ここで疑問なのは、もし、アトランティス大陸の伝説が事実だったならば、大陸はどこに沈んだか、ということです。これについて、プラトンは大西洋のほぼ中心にあったと解釈できる記述を残しています。事実、大西洋のビミニ諸島の海底からは、人工物と思われる海底遺跡「ビミニ・ロード」が見つかっています。これがアトランティスの遺跡だというのです。

しかし、異論を唱える人も多くいます。同じく大西洋のアゾレス諸島や、地中海のサントリーニ(ティラ)島、南極大陸などにも、アトランティス文明の痕跡と思わせるものが発見されており、その比定地はなんと、1700か所にもおよびます。

atlantis4_web( ↑バハマの海底オーパーツ、ビミニ・ロード)

また、2013年にブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋深海で、日本の深海調査船しんかい6500が陸地の痕跡らしき地形を発見し、「アトランティス大陸か」と大きな話題を集めました。

この発見については、南アメリカ大陸とアフリカ大陸が2万年ほど前に分裂してできた痕跡と見られています。つまり、プラトンのアトランティス説とは年代に隔たりがあるため、やはりアトランティスではないといいます。しかし、プラトンの記述した年代が大きくずれていた可能性もゼロではありません。また、今後の調査によって、この海域の海底から遺跡など文明の産物が発見されないともかぎらず、それが、アトランティス実在の決定的な証拠となるかもしれないのです。

 

文=ムー語講師・こざきゆう

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