1986年 チャネリングブーム始まる!/戦後日本オカルト事件

編=オカルト雑学探究倶楽部

ハリウッド女優が語った精神世界

channeling1

1986年、アメリカの女優シャーリー・マクレーンが書いた『アウト・オン・ア・リム』が世界的ベストセラーになった。彼女は1983年に映画『愛と追憶の日々』でアカデミー主演女優賞を受賞したハリウッド・スターだったが、スピリチュアルな世界にも
強い興味を抱いていた。輪廻転生を信じ、自分は前世において、アトランティスで暮らしていたことがあると主張しているほどだ。また、日本で生きていたこともあり、そのときには一休宗純の最愛の伴侶だったという。

『アウト・オン・ア・リム』のタイトルだが、「リム」というのは大枝のことであり、真実を知るためには、その大枝の外まで行かなければいけないという、一種のスピリチュアルな決意表明でもあった。その言葉どおり、文中では彼女が「真実」をつかむために行った、精神世界の旅について綴られている。そこで紹介されていたもののひとつが、チャネリングだった。

チャネリングというのは、簡単にいえば「霊界との交信」のことだ。ただし、恐山のイタコが相手の要望に従って故人の霊を呼びだすのに対し、チャネリングではもっぱら異星人、未来人、神、あるいは高次元の霊的存在と称するものと交信を行うところが決定的に異なる。それゆえ口の悪い人からは、「宇宙イタコ」などと揶揄されることもあった。

ちなみにチャネリングを行う人は、「チャネラー」と呼ばれる。チャネラーとしてもっとも有名な人物が、アメリカ人のダリル・アンカだ。日本での本格的なチャネリングブームは、『アウト・オン・ア・リム』発行の翌年、彼が来日したことで火がついたのだ。ダリル・アンカが交信していた相手は「バシャール」という。「ワクワクすることをしなさい」をキーワードに、人生をポジティブに生きていくことを求めたこの「存在」は、日本でもっとも有名なチャネリング相手となり、多くの交信者を生んだ。その流れは、現在でも受け継がれている。

channeling2
オリオン星雲。バシャールはこの近くに住んでいるという。

 

出典=「ムーSPECIAL 戦後日本オカルト事件FILE」(学研プラス)

編=オカルト雑学探究倶楽部

  • 1

関連商品

ムーSPECIAL
戦後日本オカルト事件FILE

ムーSPECIAL
戦後日本オカルト事件FILE

価格:580円+税
発行:学研プラス
発売日:2015/10/07

この記事と同じトピックを探す

関連記事

編集部おすすめ

アクセスランキング

  • デイリー
  • ウィークリー
  • トータル