週刊ムー語教室/歴史に名を残した「フリーメーソンの会員」

文=ムー語講師・こざきゆう

革命の裏にフリーメーソンあり!

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「週刊ムー語教室(毎週火曜日)」。今週は、世界最大の秘密結社「フリーメーソン」の会員についてまとめます。クラシックの名曲を産んだあの人も、日本の歴史を動かしたあの人も……数々の著名人がメンバーとして名を連ねていたのです!

 

第30回:フリーメーソンの会員

【必修!3ポイントでわかるフリーメーソンの会員】

1:アメリカ建国、フランス革命、ロシア革命などに関わった著名な重要人物には、フリーメーソンが多くいる。

2:日本初の商社を設立した坂本龍馬はフリーメーソンであり、フリーメーソンの商人グラバーの力を借りていた!?

3:フリーメーソンの指導者は、懐に手を入れるポーズをとった肖像画や写真を残している。

 

1717年以降、高名な学者や知識人、権力者が会員に加わり、社会への影響力をもった近代のフリーメーソン。その会員には、どのような人々が名を連ねていたのでしょうか。歴史に深く関与した代表的な人物を見ていくことにしましょう。

masonmember_(↑アメリカの100ドル札に描かれたベンジャミン・フランクリン)

まずはアメリカのベンジャミン・フランクリン。「自由、平等、友愛」というフリーメーソンの理念を反映させたアメリカ「独立宣言」の起草はフランクリンによるもので、アメリカの建国には、フリーメーソンが深く関わっていることは「週刊ムー語教室」第24回でもふれました。フランクリンのアメリカ建国への貢献はそれだけではありません。アメリカ独立戦争はフランスの力を借りて成し得たという背景がありますが、それは、彼がフランスのフリーメーソンと近い関係にあったことによるのです。

また、アメリカ建国の父とされる56人が「独立宣言」に署名をしていますが、そのうちなんと、53人がフリーメーソンであり、初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントン以下、エイブラハム・リンカーン、さらにセオドア・ルーズベルト、ハリー・S・トルーマンなど、歴代大統領のうち14人がフリーメーソンであることも知られています。

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アメリカ独立戦争とほぼ同時代のフランス革命においても、革命を主導したオルレアン公やロベスピエール、ミラボーなどはフリーメーソンでした。フランスの3色の国旗(トリコロール)の青、白、赤はそれぞれ自由、平等、博愛(友愛)を表し、いうまでもなくフリーメーソンの思想の反映です。
また、ロシア革命時の「共産党宣言」においてもフリーメーソンの理念が盛り込まれていることも「週刊ムー語教室」第24回で紹介しましたが、メーソンの関与はそれだけではありません。フリーメーソンはユダヤと深いつながりをもっています。ロシア革命では、ロシア国内のユダヤ人を救済するという名目で、レーニンやトロツキーら指導者に大量のユダヤ系資金が提供されました。その結果、革命は成功し、ケレンスキーによって政権が樹立したのです。つまり、ケレンスキーもまたフリーメーソンなのです。

masonmenber7_web(↑ロシアの二月革命の後、臨時政府を率いたアレクサンドル・ケレンスキー)

 

日本に目を移せば、最後の将軍・徳川慶喜のブレーンだった啓蒙家の西周は、日本人初のフリーメーソンであることが知られています。維新の嵐吹き荒れる1866年、彼が慶喜を説得し、江戸城明け渡しを成し、近代日本の幕開けとなったのです。

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(↑西欧の学問を学んでいた啓蒙家の西周は、日本人初のフリーメーソン会員となった)

また、明治維新といえば坂本龍馬。彼にはフリーメーソンだったという噂があります。日本初の商社である亀山社中を設立し、大量のライフル銃の買い付けなどを行いましたが、その資金の出所はイギリス商人トーマス・グラバーだといいます。グラバーはフリーメーソンであり、龍馬もグラバーとの縁で会員になったため、このような大きな取引ができたとされるのです。

ちなみに、このようにアメリカ独立戦争に始まり、フランス革命、ロシア革命、さらには明治維新と、フリーメーソンが参加・関与した改革が世界に広がっていったことが、「メーソンは世界征服をたくらむ組織」という噂の元になっていったのかもしれません。

masonmenber4_web(↑研究の傍ら、錬金術にも没頭していたアイザック・ニュートン)

フリーメーソンの会員には、財界人や芸術家などももちろん数多くいます。枚挙にいとまがありませんが、駆け足で紹介すると……
アメリカではヘンリー・フォード(フォード創業者)、ウォルター・クライスラー(クライスラー創業者)、ハーランド・サンダース(ケンタッキー・フライドチキン創業者)、マーク・トゥエイン(小説家)、デューク・エリントン(作曲家)、ルイ・アームストロング(ジャズ奏者)、エドウィン・オルドリン(宇宙飛行士)、クラーク・ゲーブル(俳優)、チャールズ・リンドバーグ(飛行家)。

イギリスではニュートン(科学者)、アーサー・コナン・ドイル(小説家)、アレクサンダー・フレミング(科学者)、ロバート・スコット(軍人、探検家)、ジェームズ・ワット(発明家)。

オーストリアではヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(作曲家)、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(作曲家)。

フランスではギュスターヴ・エッフェル(建築技師)、マルク・シャガール(画家)、ヴォルテール(哲学者)。

……などなど。これはほんの一例にすぎません。

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(↑右手を懐に入れた坂本龍馬)

なお、フリーメーソンに関わる指導者や有力者は、片手を懐に入れるポーズをとった写真や肖像画を残していることが多くあります。これは、フリーメーソンのサインであり、義務だといいます。坂本龍馬もまた、懐に手を入れた写真を残しています。

みなさんも、歴史上の人物がそうしたポーズをとっていないかに注目してみてはいかがでしょう。もしかすると、その人物はフリーメーソンかもしれません。

文=ムー語講師・こざきゆう

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