1991年 河童が人家に入りこんだ?/戦後日本オカルト事件

編=オカルト雑学探究倶楽部

畳の上に残された奇妙な足跡

1991年6月30日、宮崎県西都市の民家に、河童が上がりこんだのではないかということで、大騒ぎになるという事件があった。
現場となったのは同市に住むMさん(当時56歳)の自宅だ。この日、午後2時半ごろに外出したM夫妻が午後6時ごろに帰宅し、玄関のドアを開けたところ、いきなり異臭が鼻をついた。思わず吐き気をもよおすほどの臭気が、家中に漂っているのだ。

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畳の上に残された河童のものらしき足跡(写真=並木事務所)。

 

恐る恐る家のなかに入ってみると、玄関から浴室前まで続く廊下の床板、さらに玄関を上がってすぐの六畳間、その隣の六畳間の畳にまで、点々と続く黒茶色の足跡が残されているではないか。
「空き巣か?」ーー一瞬、そんな考えがよぎったが、それにしては様子がおかしい。
まずは大きさだが、長さ約12センチ、幅約10センチと、とても大人の足跡とは思えない。子供の足にしても、歩幅がありすぎる。それに、妙に粘液質でべとべとしている。しかも形は三角形で、三本の指とその間に水掻きらしきものの跡が見られる。

いや、そもそも部屋が物色された跡も、盗まれた品物もないのだから、空き巣などではないだろう。家全体にしっかり鍵をかけてあったので、近所の子どものいたずらとも考えられなかった。家は完全な密室状態だったのだ。

M氏はこの足跡の粘液を採取し、保健所に検査を依頼してみた。その結果は、鉄分を非常に多く含んだ液体で、M家の裏山から染みでている水に近い成分であることが判明した。

ちなみにM家の裏にはその山からの水が流れる側溝がある。ということは、何者かがその側溝を伝って家までやってきたらしい。
――と、状況を見るかぎり、侵入者の正体は紛れもなく河童だと思われる。もちろん、宮崎県西都市が、河童伝説が数多く残る地であることはいうまでもない……。

 

出典=「ムーSPECIAL 戦後日本オカルト事件FILE」(学研プラス)

編=オカルト雑学探究倶楽部

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