1993年予言書アガスティアの葉ブーム/戦後日本オカルト事件

編=オカルト雑学探究倶楽部

ブームになった古代インドの叡智

1993年から1994年にかけて、作家・インド医学研究者の青山圭秀が『理性のゆら
ぎ』『アガスティアの葉』『真実のサイババ』を次々と刊行。アガスティアの葉やサイババなど、それまであまり知られていなかったインドの神秘現象が、一般の人にも広まっていった。(サイババの生まれ変わりについてはこちら

agastya
アガスティアの葉。

 

アガスティアというのは、古代インド(紀元前3000年ごろといわれている)の聖者の名だ。インドの最高神シヴァから予言能力を授けられ、未来に現れる人間の運命について、乾燥した椰子の葉に書き残したとされる。これがアガスティアの葉と呼ばれる「予言書」なのだ。予言といっても社会の出来事や人類の終末についてではない。この地球で生まれ、生活するすべての人類、個人の運命が予言されている。

その具体的な内容の一部を列挙すると――。第一章/本人の名前、両親の名前、生年月日、家族構成、性格、職業、結婚、経歴など。第二章/金銭、家族、教育、言葉、資格。第三章/兄弟姉妹間の愛情、不和、訴訟。第四章/母親、家、乗り物、土地、喜び。第五章/子どもの誕生と死、子どもができない理由、子どもの将来。第六章/病気、借金、敵。第七章/結婚時期、相手の名前。以下、父親の名前、職業、利益出費、過去世の罪からの救済法、護符、慢性病の治療など、第十六章にまで及ぶ。

これらが書かれた葉は、40~50枚程度に束ねられ、「アガスティアの館」と呼ばれる場所に保管されているが、古代タミル語なので、だれもが読めるわけではない。これを読めるのは、世襲の家に生まれ、かつ特別な訓練を受けたごく一部の人だけだ。それでも体験者によると、その内容はきわめて正確なのだという。『理性のゆらぎ』はこのアガスティアの葉について書かれたもので、本書のヒットによって日本からもインドを訪ね、自分の運命を知ろうとする人が続出したのだ。

 

出典=「ムーSPECIAL 戦後日本オカルト事件FILE」(学研プラス)

編=オカルト雑学探究倶楽部

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