週刊ムー語教室/転生を繰り返すインドの聖人「サイババ」

文=ムー語講師・こざきゆう

すでに転生している!?

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「週刊ムー語教室(毎週火曜日)」。今週は、手から灰のような粉や物質を取り出すなどの奇跡が日本でも話題となった聖人「サイババ」です!

 

第51回:「サイババ」

1:サティヤ・サイババはインドの聖人。

2:サイババは物質を空中から取り出すなどの奇跡を起こして人々を救ってきた。

3:自身の死の予言より9年早く亡くなったが、プレマ・サイババとして生まれ変わり、世界を救うという。

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2011年にこの世を去ったインドの聖人サティヤ・サイババ。何もない空間から食べ物や貴金属、日用品など、人々が望むさまざまなものを物質化して取り出すその奇跡的な現象は日本でも大きな話題になったので、覚えている人も多いでしょう。しかし、サイババがどのような人物だったのかまでは、ご存じないかもしれません。

そこで今回の「ムー語教室」では、サイババを解説いたします。

サイババの本名はサティヤ・ナーラーヤナ・ラージュ。「サイババ」は後の名前です。

彼は1926年、インド、アーンドラ・プラデーシュ州の寒村に生まれました。サティヤの誕生の瞬間には、村全体にかぐわしいジャスミンの香りが漂い、また、シヴァ神の化身とされる白いコブラが新生児のサイババの前に現れたことから、人々は神に祝福されていると確信したといいます。

少年時代からサティヤには不思議な力がありました。それが、冒頭でも触れた「空間から物体を出現させる」能力です。

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そんなサティヤに大きな変化が訪れたのは、13歳のころのこと。突然、悲鳴を上げると、一昼夜にわたって昏睡してしまったのです。両親が心配するなか意識を取り戻したサティヤでしたがーーまるで別人のようになっていました。彼は知るはずもないサンスクリット語を喋り、難解なインドの哲学を専門家のように語ったのです。

この変化を怖れた両親が「お前は何者か?」と問うと、サティアは「シルディ・サイババの生まれ変わりである」と答えました。

シルディ・サイババは、1918年に亡くなるまでインドで数々の奇跡を起こし、神の化身ともされた聖者でした。シルディは死の直前、「8年後にサティヤ・サイババとして生まれ変わる」という言葉を残していたのです。

こうしたことがあり、サティアは以後、サティヤ・サイババと呼ばれるようになりました。

そして、かつてのシルディ・サイババ同様に、サティヤもまたインド中で奇跡を演じ続けていったのです。

空中から物体を出現させる能力はさらに磨きがかかり、飢えた人々に食物を、貧しい人には貴金属を与えました。また、病気の人には治癒力がある灰を出現させ、治療まで行ったのです。

物質化現象以外にも、空中浮遊を自在に行ったり、同時に複数の場所に現れたり、炎や神の姿を光の映像として空間に出現させたりしました。これらは、サイババの奇跡を目の当たりにした人々の証言が数多く伝えられています。

やがてサイババは、大聖者としてその名をインド中に轟かせていきました。サイババは人々に「自分もあなたたちも神の化身であり、あなたたちはそれに気がついていないだけ」と説きました。そして、神と人間の違いは欲望があるかどうかで、物欲を捨てることができたとき人間は神に近づくと語ったのです。

サイババは生前、自身の死について「2020年に死ぬ」と予言していましたが、予言より9年早く亡くなり、葬儀は国葬で執り行われました(インドでは宗教家としてふたり目の国葬ということからも、その影響力の大きさがうかがえます)。

なお、サイババは「プレマ・サイババとして生まれ変わり、人類の滅亡から世界を救う」という言葉も残しています。すでに霊的な形で転生を示しているという説もありますが、はたして、その姿が再び現れるのは、いつなのでしょうか。

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文=ムー語講師・こざきゆう

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