週刊ムー語教室/ヒマラヤに住む聖なる獣人「イエティ」

文=ムー語講師・こざきゆう

ヒラマヤの聖なる獣人

知っているようで知らない〝ムー的用語=ムー語〟をわかりやすく解説する、「週刊ムー語教室(毎週火曜日)」。今週は、ヒマラヤに住む獣人UMA「イエティ」です!

 

第53回:「イエティ」

1:イエティはヒマラヤ山脈一帯に潜むとされる獣人UMA。

2:1889年の足跡目撃に始まり、写真や映像などに姿が捉えられている。

3:2011年にロシアで開かれた国際会議において、実在確率95パーセントと発表。研究機関による調査が始まった。

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その実在が未確認だからこそ、日本ではUMA(Unidentified Mysterious Animal )と呼ばれる謎の生物たち。かつてマウンテン・ゴリラやコモドオオトカゲもそうしたUMA扱いの生物でしたが、発見されたことで実在生物となりました。このように、ひょっとすると近い将来、新たにUMAという分類から“卒業”する可能性が濃厚な生物がいます。「ヒマラヤの雪男」として知られる獣人イエティです。

ヒマラヤの山奥に潜むとされるイエティの存在は、古くはチベットの神話などにも語り継がれてきました。この獣人がヨーロッパで知られるようになったのは今から120年以上前のことです。1889年、インド、シッキム州の標高約5200メートルの高地で、イギリスの軍人L・オースティン・ウォーデルが、ヒトの足跡にしては大きな足跡を発見し、報告されたことによります。これが西欧人最初の発見となりましたが、しかし、姿までは確認されずに終わりました。

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その後、やはり足跡の発見報告がいくつか続き、イエティの存在が世界中に広まっていくなか、1925年にはギリシアの博物学者N・A・トムバジがネパールの標高4600メートル地点で2足歩行する謎の生物を目撃。これが西欧人による最初の目撃とされ、このころから「雪男」と呼ばれるようになりました。

1951年には、イギリスの登山家エリック・シプトンらによって、長さ45センチ、幅32センチ、5本指の足跡が、初めて写真に捉えられました。これをきっかけに、イエティ実在論争が巻き起こり、イエティの本格的な探検調査が行われるようになったのです!

その探検報告は眉唾なものもありましたが、なかには信憑性の高い目撃談がいくつもあり、その実在はますます確信されていくようになりました。しかし、噂(あるいはクマの誤認)の域は出ないままでした。

そのようななか、1986年に世界にセンセーションを巻き起こす事件が起きました。イギリスのアンソニー・B・ウールドリッジが、ネパール西部の国境付近で、体長180センチ以上、全身毛むくじゃらの獣人を目撃。150メートルの距離まで近づき、写真に捉えたのです!

この写真はイエティの実在懐疑派だった高名な霊長類学者らをもうならせました。

さらに1998年には、イエティがヒマラヤの雪山を歩く姿がビデオカメラで撮影されました。遠くからだったため、ぼんやりとはしていましたが、腕を振り、2本足で歩く様子がしっかりとわかるものでした。歩き方もクマとは異なることはだれの目にも明らかでした。

また、写真や映像以外にも、イエティらしき生物の体毛や巣の跡らしきものも発見されるようになりました。とくに2011年に入ってからは、モスクワから約3400キロ離れたケメロボとその付近で、巣や足跡の発見が急増。かなり信憑性の高い目撃報告も相次ぐようになっています。

これを受け、2011年にアメリカ、カナダ、中国などの科学者らがロシアで国際会議を開き、ケメロボから報告される目撃報告や、体毛、巣をはじめとしたサンプルなどから、「イエティの実在確率は95パーセント」と発表されたのです! さらに、研究機関によるケメロボのイエティ調査が開始されることとなりました。

調査チームの責任者、ケメロボ州立大学のイゴール・ブルツェフ博士は、「ケメロボのクズバス炭鉱付近には30匹ほどのイエティが棲息している」と確信しているそうです。また、その正体について博士は「現代まで生き延びたネアンデルタール人」ではないか、と考えています。

はたしてイエティがUMAからその名を消し、動物図鑑に記載される生物になるのか否か……調査の結果報告に期待しましょう。

 

文=ムー語講師・こざきゆう

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