アメリカを凌駕した超能力大国・ソ連/超能力大全

編=オカルト雑学探究倶楽部

ウサギを使った残酷な実験

東西の冷戦時代、アメリカと並ぶ超大国だったソ連(現ロシア)も、超能力の軍事利用に大きなエネルギーを注ぎ、研究を進めていた国のひとつだ。

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ソ連と同じ東欧圏、ポーランドの超能力者スタニスラワ・トムツェック。

 

じつはソ連ではスターリンの時代、つまり1920年代から超能力の軍事利用に関心を抱き、実用化の道を探っていた。

ただし当時は、ソ連を筆頭とする東側諸国の情報は入手しにくかった。そのため研究に関する情報も、アメリカほど詳細に判明しているわけではない。しかし、当時のソ連における超能力研究は、アメリカのそれをはるかに凌駕していたといわれている。

そんななかで漏れ伝わってきた実験のいくつかを紹介しよう。

1967年、モスクワの実験室に脳に電極が埋めこまれた母ウサギが用意された。母ウサギには数匹の子ウサギがいたが、それらはそのとき、遠く離れた北極海の氷で覆われた海中に潜む原子力潜水艦に乗せられていた。

間もなく実験が静かに開始された。その内容は、決められた時間ごとに子ウサギを1匹ずつ殺していくという残酷なものだった。そのとき、もしも母ウサギの脳になんらかの反応があれば、母子間でテレパシーが働いた証明になる、という理屈である。

はたして結果はどうだったのか。

実験は見事に成功した。子ウサギが殺されるたびに、母ウサギの脳が一定の反応を示したというのである。

しかもこの実験はテレパシーの実在だけでなく、動物にも超能力があるということが確認された、ということでもあった。

 

テレパシー交信に成功

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ソ連の超能力者、ボリス・ヤモラーエフ。

 

1970年代には、シベリアのノボシビルスクから3200キロも離れたモスクワへのテレパシー通信実験も行われている。

テレパシーを送ったのは生物物理学者のユリ・カメンスキー博士。受信者は俳優兼ジャーナリストのカール・ニコライエフだった。それぞれの部屋には科学委員会のメンバーが立ち会い、不正が行われないようにしっかりと監視している。

実験ではカメンスキーに6種類の品物が渡され、それぞれのイメージをテレパシーで送るように指示された。ニコライエフはなんと、そのすべてを正確にいい当てたという。

こうしたことから見ると、ソ連の超能力研究は当時、かなりのハイレベルに達していたことがわかる。

しかもカメンスキーとニコライエフは、脳波の変化をモニターできる「脳波記録計」を考案し、超能力が発動していることを客観的に確認できる装置まで開発していた。実際、この装置をニコライエフに取りつけ、カメンスキーがイメージをテレパシー送信したところ、ニコライエフの脳波は見事に変化したのである(ただし、どのようなイメージが送られたのか、ニコライエフが具体的に感じることはできなかった)。

興味深いのはこのときふたりが、送られるイメージによって脳波も変化するということに気づいたことだった。たとえばカメンスキーが、ニコライエフをなぐりつけるシーンをイメージして送る。するとニコライエフの脳波は、より激しく反応した。

そこでふたりは、その激しく反応するイメージ送信の時間を長いものと短いものの2種類に分けることで、モールス信号のかわりになるのではいかと考えたのだ。

結果は大成功で、ふたりはロシア語の単語を(わずか3文字ではあるが)テレパシーで送信することに成功したのである。

それ以外にも、ニーナ・クラギーナや、指先で文字を読むクレショーワ、ボリス・ヤモラーエフ、さらにはポーランドのスタニスラワ・トムツェックなど、ソ連や東欧圏には念力や透視の能力者が多かった。

研究者にしても、ソ連の超心理学をリードしたといわれるレオニード・ワシーリエフ博士や、チェコスロバキア(当時)出身のミラン・リズル博士など、すぐれた人材を輩出している。まぎれもなくこの時代、ソ連は超能力大国だったのだ。

 

(「決定版 超能力大全」より掲載)

編=オカルト雑学探究倶楽部

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