不思議な地形はどうやって形成されたのか?/『大自然が創りだした奇観の地球』

奇観の地球

世界には目にしただれもが言葉を失うほどのインパクトをもつ、大自然が創りだした不思議な景観や造形物、現象が存在する。たとえば、アメリカのイエローストーンやモニュメントバレー、オーストラリアのグレートバリアリーフ、ボリビアのウユニ塩湖、あるいはトルコのカッパドキアやイタリアのエルタ・アレ火山などなど。

それらは、まさに「奇観」と呼ぶべきものである。こうした奇観は、いったいどのように生成されたのだろうか。

たとえば、イエローストーンは、以下のように生成されたと考えられている。

イエローストーン国立公園は、8980平方キロメートル(東京都の4倍以上)の面積をもつ大火山地帯であり、広大な園内にはさまざまな温泉や間欠泉、泥火山、また豊かな湧水が作った峡谷や見応えのある滝も多い。

この地域では、今から約210万年前、130万年前、64万年前と、過去に3回の破局的大噴火が起こり、その後も小規模な噴火が約7万年前まで続いたとされている。破局噴火とは、火口からとてつもない量の大規模な火砕流が四方八方にあふれだし、元の火山があった場所が陥没してカルデラを作る噴火のことである。この数回におよぶ超巨大噴火が作った巨大なカルデラ地形がイエローストーンとなったのである。

このように、本書『大自然が創りだした奇観の地球』では、地球46億年の記憶を秘めた驚異の造形物や景観を紹介するだけでなく、その生成メカニズムについても解き明かしているのだ。

ほかにも、第1章では「大地の奇観」、第2章では「水と大気の奇観」、第3章では「生命の奇観」と題して、60のスポットを紹介している。絶景あり、不思議地形あり、謎の気象現象ありと、さまざまな角度から球の素顔と46億年の歴史を学べるビジュアルブックとして楽しめる一冊である。

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大自然が創りだした奇観の地球

大自然が創りだした奇観の地球

山賀 進(著)

価格:842円
発行:学研パブリッシング
発売日:2015/7/21

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