公開されたアポロ通信記録に謎の交信が! 新刊「月の都市伝説」

文=並木伸一郎

機密解除された〝私的な通信〟

2016年、NASAがアポロ計画における、「データ記憶装置=Data Storage Equipment recorder=DSE」、通称ブラック・ボックスに封印されていた会話の記録を開示した。これは、ずっと機密扱いされていた、地上の管制センターとの交信中断中、月の裏側で交わされた宇宙飛行士たちの私的な会話である。

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中でも驚くべきなのは、月の裏側を周回中、アポロ11号のクルーの会話記録だ。

以下、打ち上げ後、80時間20分の会話記録だ。

03 08 20 18 LMP(=月着陸船操縦士・オルドリン)

「あれはすごいクレーターだな」

 

03 08 20 42 CMP=司令船操縦士・コリンズ

「あの円錐形の物体の中ほどみじめな場所は、ほかにないだろう」

 

03 08 20 50 CDR=船長・アームストロング

「あそこにいる人間たち、どうやっても外には出られそうにないな」

つまり、「人間の捕虜を見た」という信じがたい会話だが、これは事実である。

そのアポロ11号だが、CMP(司令船)は数回軌道を回ってからモルトケ・クレーター付近を通過した際に、道路を確認したと話している。

アポロが到達以前から、月には”先住者=異星人“が存在しているのだろうか。それも恐るべきことに、”人間を捕虜にする“などして、活動しているとしたら……。

 

身近だが奇妙な天体=月

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NASAはなぜ、2016年になって、このような情報公開をしたのだろうか。

人類にとってもっとも身近な天体である月は、アポロ計画をはじめとし、各国の探査機によって半世紀にも及ぶ調査が重ねられてきた。

だが、月の生成から内部構造、確認されている大気や水の存在、地球の生物たちに及ぼす影響には多くの謎が残されている。そして、月面で確実に記録されている未確認飛行物体や、人工的な構造物の数々についいても、その実像に迫る調査は深まっていない。

もっとも身近だが、それゆえにもっとも謎が多い月について、不可思議な点に目をつぶることは賢明ではない。あえて広く曖昧な「月の都市伝説」という視点を用いることで、多面的な月の実像を知ることができるだろう。

文=並木伸一郎

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