みうらじゅん、「ムー」愛を語る!

文=いわたみどり 写真=松宮由希子

創刊号からの熟練ムー民

イラストレーター、作家、ミュージシャンなど幅広い分野で活動するみうらじゅんさんは、創刊号からの「ムー民」だった!

しかし、「ムー」の影響でミステリースポットを訪れたものの、現地では……。

 

クリスマスにキリストの墓へ!

もう「ムー」で育ってるようなもんです。だからこの雑誌だけは絶やしてはいけないと、本屋で「ムー」を見つけると思っちゃいます。コンビニで売ってる別冊みたいなものも、お布施のような気持ちで買ってますよ(笑)。

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昔から「ムー」に影響されて、かなりムー的スポットにも行ってるんですよ。モーゼの

墓(石川県)、楊貴妃の墓(山口県)、キリストの墓(青森県)とかね、各地の寺に保存されてる河童や烏天狗、人魚に雷獣のミイラもたくさん見にいったもんです。

キリストの墓といえば、やっぱりクリスマスだろうと、15 年くらい前のイブの日に雪の中を出かけていったら、キリスト伝承館が春まで休館で開いてなかった。

クリスマスイブだというのに何してんだここ!? と、思いましたね(笑)。てか「ムー」も、「クリスマスシーズンなのにやっていません」って注意書きくらい入れてほしいです(笑)。

日本の各地にある不思議な祭りも参加しにいきました。奇祭で何かが起こるかもと期待していたら、唯一の恐怖体験が、髪の毛が長いから村の酔ったオヤジに女と間違えられて、後ろからオッパイ揉まれたくらい(笑)。

いろんなミステリースポットへ出かけてるのに悲しいくらい不思議体験がないんですよ。長い間ここまでやっていて、何も起きないことのほうが反対に不思議なことなのかもれないけどね。

でも、UFOは一度だけ見たことがあるんですよね。学生時代にアパートの窓から葉巻型のUFOを目撃しました。当時つけてた日記にも、「銀色に光る葉巻型のUFOを見た!」と自慢気に書き記してあります。

昼間だったので、ものすごくハッキリ見えたんですけど、「ムー」を読んでなかったらそれがUFOだとはすぐにはわからなかったと思うんですよね。ふつうは「何だろう?」と思うところを、「絶対UFOだ!」と思うんだから、それだけ多大に「ムー」の影響を受けてたってことですかね。

 

後編は2017年2月2日に公開予定です。

 

みうらじゅん

1958年、京都市出身。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。1997年、「マイブーム」で新語・流行語大賞受賞。2005年、日本映画批評家大賞功労賞受賞。興福寺「阿修羅ファン倶楽部」の会長。「ゆるキャラ」の名付け親でもある。著書に『見仏記』シリーズ(いとうせいこう氏との共著)、『アイデン&ティティ』(2003年映画化)、『色即ぜねれいしょん』(2009年映画化)、『マイ仏教』、『人生エロエロ』『「ない仕事」の作り方』など。2017年2月18日(土)より映画『みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversaryザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密』が新宿ピカデリーほかで公開。「笑う洋楽展」(NHKBS)にレギュラー出演中。

 

(「ムー」2017年2月号より抜粋)

文=いわたみどり
写真=松宮由希子

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