破壊神シヴァと古代核戦争/ヒストリーチャンネル

文=宇佐和通

シヴァはUFOで降臨した!?

ヒンドゥー教の破壊と創造の神“シヴァ”は肉体を持って物質世界で生きていたとされ、いわば〝現人神〟である。

破壊と創造の神シヴァ。足元にはリンガムが描かれている。
破壊と創造の神シヴァ。足元にはリンガムが描かれている。

ヒンドゥー教の聖典『マハーバーラタ』には、空飛ぶ乗り物や、現代でいう音声認識機能で稼働する兵器を思わせる記述がある。『マハーバーラタ』において、シヴァは宇宙を創造した太鼓を携え、首にヘビを巻きつけ、三叉の矛を手にした姿で描かれている。額には、映るものすべてを破壊する第三の目がある。シヴァは炎の輪に囲まれた姿で描かれることが多いが、これは火を放つ機械あるいは乗り物(=UFO)の中にいるところを描写したものではないかという説がある。

古代の宇宙飛行士説に基づけば、シヴァは優れたテクノロジーを通じて人の世と神界をつなぐ役割を果たしていた神格だったということになる。

『マハーバーラタ』によれば、シヴァは古代人類が姿を現す遙か昔、〝大洪水の前〟の時代に地球にやってきて、その後、古代人と一緒に暮らしはじめたという。

デビッド・ウィルコックは、次のように語る。

「世界中の文明で残された聖典や神話には、必ず大洪水の話が出てくる。地上のすべてをわずか1日で消滅させてしまうような威力の大災害だ。

私が興味深いと感じるのは、シヴァが少なくとも半分は破壊の神であることだ。シヴァが宿す破壊という資質は、大洪水と何らかの関係があるのだろうか」

 

リンガムが表す核エネルギー

この発言のヒントが隠されているのは、ムンバイの東アウランガーバード郊外のエローラ石窟寺院群のカイラーサ寺院という遺跡だ。紀元前1000~紀元前600年の時代に造られたもので、シヴァに捧げられた3階建ての寺院は、岩山をくりぬく方式で作られている。主流派考古学の枠組みの中では、18年をかけ、40万トンもの岩が切り出されて完成したとされているが、それがどこに運ばれたのかは今もわかっていない。

『マハーバーラタ』には〝岩を空気に変える〟機械を使ってカイラーサ寺院が建造されたという記述がある。もちろん、岩がそのまま空気に変わるわけがない。高い熱を発して岩を気化させてしまう機械、あるいは岩を溶かす機械と考えてもいいだろう。

カイサーラ寺院にあるリンガム。
カイサーラ寺院にあるリンガム。

寺院には〝シヴァ・リンガム〟と呼ばれる、シヴァのエネルギーを模した石像がある。実は、リンガムはインド各地に点在するものだ。

ここで注目したいのは、リンガムの形状である。鍵穴状の図形に囲まれた柱のような形を横から見るとまったく別のものに見える。そう、原子力発電所=原発である。

原発は冷却水を必要とするために川岸や湖畔、あるいは海の近くに建てられることが多い。リンガム=原発であることを裏づけるように、インドの南西部シルシを流れる川床にもリンガムがある。そして、リンガムが象徴するシヴァのエネルギーとは、“核”なのではないだろうか。

古代宇宙飛行士説に倣えば、地球外からやってきたシヴァが、古代人に“核エネルギー”を授け、神として崇められていたのではないか。突飛な仮説だが、『マハーバーラタ』に記された大洪水は、古代人による核戦争が引き金となった可能性もあるのではないか?

古代の宇宙飛行士説を軸に、『マハーバーラタ』の内容を徹底的に検証し、破壊と再生の神シヴァのシンボリズムをもう一度見直したほうがいいのかもしれない。大洪水の禍々しい記憶は、世界中のどの神話にも見られるのだから。

 

(「ムー」2017年3月号より抜粋)

「古代の宇宙人 シーズン9 #116  破壊の神 シヴァ」は、2月21日(火)22:00~他、CS放送「ヒストリーチャンネル」にて放送。

文=宇佐和通

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