新たな『死海文書』発見! 人類破滅の大預言成就への予兆なのか?

文=星野太朗

「天使の巻物」と「死海文書」

2017年2月9日。驚くべきニュースが駆けめぐった。ヨルダン川西岸のクムラン周辺で、『死海文書』を蔵する12番目の洞窟が見つかったというのだ。ただし報道によれば、今回発見されたのは巻物や保存瓶などで、このような発見は過去60年間で初めてのことだという。

『死海文書』の発見を紹介するヘブライ大学のHP。
『死海文書』の発見を紹介するヘブライ大学のHP。

他ならぬ今年、このような大発見があったということ自体が、きわめて重要な意味を持っている、と筆者は考える。なぜなら今年と来年、すなわち2017年と2018年は、『死海文書』の予言が成就するとされる、運命の年にあたっているからだ。

『死海文書』に関する新発見といえば、20年ほど前の1999年に、イスラエルの政治誌「エルサレム・レポート」に奇妙な記事が掲載されたことがある。題して、「『天使の巻物』の謎」。

「天使の巻物」とは、『死海文書』の失われた一巻である。それも、その恐るべき内容からして、史上、多くの秘密結社が探求した『真・死海文書』ともいうべきものの一部と推定される代物なのだ。

いわゆる通常の『死海文書』と同様、「天使の巻物」もまた、砂漠の遊牧民ベドウィンによって死海のほとりで発見され、アンマンの闇市場に流れた。そして1970年代に、ドイツ=オーストリア国境のベネディクト派修道院に運びこまれたという。

この文書の研究にあたった修道士のひとり、グスタフ・マトイス神父が1996年に70歳で世を去ると、文書に関する資料一式はイスラエル政府に所属する古文書研究者ステファン・ファン博士の手に渡った。「エルサレム・レポート」誌はこのファン博士から、「天使の巻物」の存在を明らかにされたという。

 

極秘文書『真・死海文書』とは?

『死海文書』が発見されたクムラン洞窟。
『死海文書』が発見されたクムラン洞窟。

「天使の巻物」は全部で1000行ほどのヘブライ語文書で、ところどころにアラム語とギリシア語の単語が鏤められている。ご存じのように、ヘブライ語は『旧約聖書』の言語であり、アラム語はイエス・キリストが喋っていた言葉、そしてギリシア語は『新約聖書』の言語だ。

つまり「天使の巻物」は『死海文書』を作成した集団とイエス・キリスト、それにイエスの弟である義人ヤコブが主宰した最古のキリスト教会「エルサレム教会」をつなぐものらしい。

マトイス神父によれば、「天使の巻物」は次のような一節で始まる――。

「司祭ペディヤの息子にして聖なる者イェシュアへ」

いうまでもなく、イェシュアとはイエスのヘブライ語形だ。つまりこの文書は、イエス・キリストに宛てて書かれたものということになる。だが、イエスが「司祭ペディヤの息子」とは、どういうことなのだろうか?

いずれにせよこの文書では、筆者である「私」が「プニメア」と呼ばれる天使に導かれ、諸天を巡る物語が語られる。この天使プニメアとは間違いなく、『旧約聖書』外典の「エノク書」に登場する「警護者なる天使ペネムエ」の異綴語だろう。

そして「エノク書」の著者と同様、「天使の巻物」の「私」もまた諸天を巡る旅の最中に「宇宙の秘密」を開示され、「太陽と星々の印を読んで来たるべき出来事を知る」方法を教えられる。さらにまた、「波と海の猛りにある印、天の雲にある印」を示され、「未来を予知する薬草と石」の使い方まで明かされるのだ。

それだけではない。

「天使の巻物」の天使プニメアは「私」を「時を遡る旅」に連れだし、「宇宙の創造」の瞬間まで目撃させるのである。

実に驚嘆すべき内容である。もしもこれが『真・死海文書』の一部なのだとしたら、その中には人間の意識を拡張し、自在に時空を超越する方法を記した極秘文書が含まれていた、ということになる。

ならば『真・死海文書』とは何なのか、いやそもそも、『死海文書』の正体とは――?

終末へのタイムテーブルと、運命の日に出現する「ふたりのメシア」の謎が明らかになる日は近い。

 

(「ムー」2017年4月号 総力特集「死海文書が告げる2017年人類破滅の大預言」より抜粋)

文=星野太朗

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