ネコの霊と相性ばっちり? さとう珠緒さんの怪奇体験(後編)

文=いわたみどり 写真=松宮由希子

深夜のラジオ局に響くネコの声

 

前編はこちら

 

特に霊感が強いというわけじゃないんですけど、たまにそっちの方向へアンテナが立っちゃう瞬間があるんです。

 

20代のころなんですけど、深夜ラジオの生放送をやらせていただいたことがあるんですよ。パーソナリティは私を含めて4人。2時間みんなでワイワイとおしゃべりしながら進行していくという番組でした。

あるとき、ヘッドホン越しに“ニャ~、ニャ~”と、ネコが鳴いている声が、かなりはっきりと聞こえてきました。本番中なのに変だなぁと思い、CМに入ったときに、

 

「どこかにネコがいるんですか?」

 

と、ほかの3人に尋ねると、ひとりだけが「鳴いてたよね」という返事。残りのふたりにはまったく聞こえてなかったらしいんですが……。

何だろうなと思っていたら、後でディレクターさんが、

 

「実は毎年、お盆になると来るんだよね〜」

 

と。その日はお盆の真っ只中。彼によると、毎年なぜかネコの霊がやって来るんだとか。私のように鳴き声が聞こえたり、ネコの影らしきものが横切ることもあるそうです。

 

ネコといえば、私が初めて霊らしきものを目撃したのもネコなんです。

小学3年生のときに飼ってたネコが亡くなってしばらくして、生前していたときと同じように、私の胸の上を“踏み踏み”する感覚が。いなくなって落ち込んでいたから、一度だけ会いにきてくれたのかもしれないって思いましたね。

 

そういえば、飼い主とペットは魂で結びついているんだなと考えさせられる出来事もありました。

舞台でごいっしょさせていただいてた女優さんの飼っていた大型犬が、1か月の公演中に亡くなっちゃったんです。このときは本当にハッキリと彼女に寄り添う大きなワンちゃんの存在が見えました。

彼女が花道を駆けていくシーンでは、ワンちゃんもいっしょに飛びはねて喜びながら走っていく……。飼い主である彼女のことを大好きなのが伝わってくるんです。

よく舞台は霊的な場所っていわれますけど、怖いものばかりじゃなくて、こんな心温まるものも見せてくれるんだなぁって感動しました。

 

 

 

 

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さとう珠緒(さとうたまお)

1973年1月、千葉県生まれ。キャンペーンキャラクター、レポーター、グラビア等の活動を経て、1995年、テレビ朝日『超力戦隊オーレンジャー』丸尾桃(オーピンク)役、続く1996年、『出動!ミニスカポリス』初代ポリス等で注目を集める。以降、ドラマ、映画、舞台、バラエティ等、幅広く出演を重ね、年齢を感じさせない若々しさで活躍中。

 

(「ムー」2017年7月号より抜粋)

 

文=いわたみどり
写真=松宮由希子

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