古代ナスカ文明の地下墓地から異星人のミイラを発見!!

文=並木伸一郎 写真提供=リンダ・ハウ/earthfile.com

長頭のエイリアンミイラ

6月20日、南米ペルーのナスカ近郊の地下墓地から発見されたというミイラを調査した動画が公開され、「地球外から飛来した”古代の宇宙人“ではないか?」と話題になっている。

異星人ミイラの頭部。
異星人ミイラの頭部。

画像のとおり、目と鼻があるのに耳が無く、そこには小さな穴があるだけだ。大きな丸い目も異様で、閉じたまぶたがスリット状になっている。そして長い手とつま先の指は3本しかなく、いかにも人間離れしていて宇宙人っぽい。さらに目を惹くのは全身が白い粉状の物質で塗りたくられたようになっている点だ。

異星人ミイラは、手足に長い3本指を備えている。
異星人ミイラは、手足に長い3本指を備えている。

この驚くべき動画を公開したのは、アメリカ、米コロラド州ルイビルで発信されている「ガイア・コム」というウェブサイト。今年春、メキシコの著名なTVプロデューサーでUFOと異星人の研究家としても知られるハイメ・マサンから情報を得た同サイトのディレクターのメリッサ・ティトルは、すぐに科学者を加えた調査チームを結成して現地に向かい、その第一報ともいうべき動画をアップしたのである。

動画は両手で膝を抱える恰好のミイラが運びだされるシーンから始まる。その体長は168センチで背骨と肋骨が浮き上がって見えている。ミイラの全身は、一見、石膏で塗り固められたような質感があるが、その後の調査過程で、この白い物質は肌を強力に乾燥させ、長期間にわたり保存させる効果がある物質らしいと推察されている。

ミイラを観察したメキシコ法医学研究所の医師で人類学者のイエスズ・ザリス・ベネニテス博士は、「体の比率はかなり人間に近く、人間のように手足を使ってふつうに歩行していたヒト科の生物だが、3本の長い指と長いつま先や頭蓋骨が長頭だという点が特徴的で、これは人間とは異なる」とコメントしている。

 

X線調査で骨格が明らかに

人間ではないとしたら、このミイラの正体は何なのか?

その正体をさぐるべく、まずはX線による調査が行われた。公開されたX線画像には、体の骨格や頭蓋骨の構造も写っており、石膏で塗り固めた“作り物=フェイク”ではないことを如実に物語っている。調査チームは、CTスキャンも実施し、頭蓋骨は脳の状態からして人工的に長頭に矯正したものではないことが確認されたという。

異星人ミイラのX線写真。
異星人ミイラのX線写真。

調査に加わったロシア、ペテルスブルク連邦研究大学のコンスタンティン・コロトコフ教授が皮膚サンプルを採取するため、白い粉末の部分をはがすと青味のある濃灰色の肌=皮膚があらわになった。

ミイラを覆っているこの白い物質だが、コロトホフ教授によれば、ある種の樹脂が使われたのではないか、という。

 

1体だけではない異星人ミイラ

「ガイア・コム」による図解。
「ガイア・コム」による図解。

ウェブサイト「アースファイルズ・コム」を主宰する著名なTVプロデューサーでジャーナリストのリンダ・ハウが、メリッサ・ティトルにインタビューをしている。

ふたりの間で交わされた会話の中で、メリッサは、公開された映像には1体しか映っていないが、同じ場所から同様の特徴を持ったミイラが複数体発見されていることを明かしている。ちなみにミイラが埋葬されていたのは地下洞窟内の墓地だが、墓は大きく半円形に盛り土されていて、そこに遺体が並べられていたのだという。そこには特別な墓地で、“いかにも特定の生き物”が保存されているという雰囲気だったという。

「公開したミイラは体が大きくて解剖学的には極めて人類に近い。ただし3本の手の指と足の指を除けばね。そして顔と頭の形が人間とは少し違っているのよ」

メリッサは、発見されたミイラが「マリア」と名づけられていること、そして学者たちから、人類とまったく異なった種としてみなされていると告げている。

一方、ハイメ・マサンは、同じ墓からもう一体、やはり3本指のヒト型生物のミイラが発見され「ビクトリア」名づけられたことを明らかにしている。これはかなりミニサイズで頭部が欠損しており、体長は約58センチ。目下、詳しく調査中だという。

 

岩絵に描かれていた異星人か?

地下墓地で発見された謎のミイラ――。公表されている初期情報からすれば、いかにも地球外生物=宇宙人説が濃厚だ、といっていいだろう。

加えて特筆すべきは、ミイラの発見場所が他ならぬ地上絵で有名なナスカだったという点にある。放射性炭素年代測定の結果、この生物がミイラ化されたのは西暦245年~410年という数字が弾き出されている。その時期は、ナスカ文明(紀元前200年~紀元後800年)と重なることから、当時のナスカ人と交流があったのではないか、という推測も成り立つのである。

実は、“それ”を裏づけるがごとく、発見場所の洞窟内で興味深い岩絵が発見されている。岩に刻まれた人物の手の指が、なんとミイラ同様に3本なのだ。はたして、これは古代のナスカに飛来した地球外生物を描いたものなのか? それはまだ特定できていないという。

発見場所の洞窟に残されていた岩絵。
発見場所の洞窟に残されていた岩絵。

メリッサ自身、「この調査プロジェクトはまだ始まったばかりだし、より多くの情報が収集されるには、もう少し時間が欲しい」と説いているように、DNA検査にしてもまだまだ時間がかかりそうだという。

はたして、ミイラの正体は何なのか? やはり宇宙人なのか? 真相究明には、「ガイア・コム」からの続報、つまり今後の詳しい調査報告を待つしかなさそうだ……。

 

(ムー2017年9月号より抜粋)

文=並木伸一郎
写真提供=リンダ・ハウ/earthfile.com

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