「エイリアンの心霊実験」/外国人の実話怪談 episode13

文=MASK校長

異星人に支配される男

< アメリカ・コロラド州 > ジェームズさん(仮名)・医師・男性40代

「私は幽霊の存在を感じることができるのだが、その感覚はエイリアンによってコントロールされている。そして、私の脳にはおそらく、何かがインプラントされている」――Dr.ジェームズ(仮名)

アメリカで現役医師をしているジェームズと名乗る男性から1万字をゆうに超える論文のようなメールが届いた。彼は今までに体験してきた様々な超常現象から、極めて興味深い独自の見解を持っている。彼は、心霊現象やエイリアンの存在を含めたあらゆる超常現象の発生について説明できるといってきた。

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「すべての始まりは私がまだ6歳の時だった。夜はいつもおびえていたよ。寝ている時に窓の外を見ると、灰色にほのかに輝く何かがそこら中を歩いていたからね。」

ジェームズはアパートで母とふたり暮らしだった。

「私が12歳になった頃から毎晩深夜2時に目が覚めるようになった。いつも壁側に顔を向けて寝ていると何かが首の後ろをなでてくるのが分かった。振り返ろうとするが体が麻痺したようにまったく動かせなかった。それはいつも数分続いた後、消えるんだ。」

体の麻痺が解けた後に時計を見るといつも深夜2時だったという。ジェームズのメールはのっけから難しい表現や単語が散りばめられており、都度、筆者は辞書を使いながら解読していった。読み進めていくにつれて悪寒がするような彼の体験が徐々に明らかになっていく…。

「19歳になった時にはさらに奇妙なことも起こった。残念なことに、私の母にも降りかかってしまったようだった。その日はよく晴れたいい日だった。陽の光は私たちのアパートの内部まで降り注いでいた。それは午前11:30頃に始まった。私たちはリビングにいた。すると母が突然、廊下のほうへ歩き出した。母は自分の寝室の前で静止し、寝室の方をパッと向いた。その瞬間、リビングから彼女の方を見ていた私はブラックアウトしたんだ。気が付くと時刻は16:30だった」

ジェームズと母はリビングで暖かい陽気の心地よさにひたっていた。しかしその空気を裂くかのように、何事かと感じるような勢いで母は立ち上がり、廊下へ向かって無表情に移動する。ジェームズはそんな母をただ見ていた。母は廊下へと出ると、自分の寝室の前で一旦静止する。そして寝室をクルリと向いた瞬間、ジェームズの視界が真っ黒になり気絶したという。

そして目が覚めたジェームズは、この現象が自分だけでなく母をも襲っていたことを知る。

「私が目を覚まして立ち上がろうとした時、目の前で同時に立ち上がろうとする母がいたんだ」

 

ジェームズは時刻11:30に突然意識を失ってから16:30に目が覚めるまでの『5時間』をロストしたが、なんと母も同じタイミングで気を失い、ジェームズ同様に5時間後に目覚めていたのだ。個人的にではあるが、心霊現象というよりはもっと異質な印象を受けてしまうのだが…

そして事態はいよいよ異星人の存在へと発展していく……

「その後に私は何者かに誘拐されている。誘拐は一度ではない、何度もあったと思う。しかしその時の内容をあまり覚えていないのだ。ある夜の深夜1:00頃、私が目を覚ますと両側にベージュ色のエイリアン(のような人型生物)がいた。彼らは私を見ており、私の腕と腰をつかんでいた。彼らに何をされたのか分からないが、私はその日から幽霊の存在を感じることがほとんどできなくなった」

ジェームズによると、彼はエイリアンによってシックス・センスをブロックするような何らかの処置をされたという。そう、この話はエイリアンによって霊感を開発されたという内容ではない。その逆、エイリアンによって霊感を抑制されているという話である。

ジェームズから送られてきたデータには英文メールの他に資料も添付されており、まるで『X-ファイル』さながらの怪奇な事件簿のようだ。誰もが知っているあの博士の名前も出てくる。彼のメールはまだまだ続くのだが、これ以上は書けなくなってしまった。

実は20行ほど書き始めたあたりから筆者の周囲の空気がかなりおかしくなってきている。筆者もこれまでにいろいろな心霊現象があり、霊障も経験しているので、この冷たくてのっぺりした空気がまとわりついてくる感じはよくないと分かる。今は両手首がかなりヒンヤリしておかしい…さらに両太腿と首の後ろも冷たい気が漂ってきている。申し訳ないがこれ以上は書けない。もしかすると世間に公表するなという警告かもしれない。

 

筆者のメールボックスには今朝も新着メッセージが入ってきている。

また世界のどこかからにわかには信じがたい内容のメールが来たのかもしれない。

まったくもって、事実というものは小説よりも奇なりである。

目に見える結果に、目に見えないものがどれだけ影響しているのだろう。

私たちが目にしているのは氷山の一角に過ぎないのかもしれない。

文=MASK校長

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