オーク島の呪われた財宝は「契約の箱」だった!/ヒストリーチャンネル

文=宇佐和通

財宝伝説とツタンカーメンの呪い

2017年夏。トム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が日米両国で大ヒットを記録している。そんな中紹介する今回のレポートのタイトルは、ずばり『ファラオの呪い』だ。ヒストリーチャンネルならではの多角的な考察が展開される。

出発点はカナダ東海岸、ノバスコシア州チェスターにあるオーク島。呪われた財宝の伝説、そして「7人の命が犠牲になって初めて財宝の全貌が明らかになる」という言い伝えで知られる島だ。

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1795年、島に住んでいた3人の少年たちが、古い縦坑を見つけた。外見としてはくぼみ程度だったが、掘り進めるうちに意外に深いものであることがわかった。いつまで掘っても底が見えない。3メートルおきに樫の丸太が敷き詰められ、蓋をするような形になっていた。それ以上掘り進めるのは無理だと感じた少年たちは、そこで諦めた。

彼らが現場に戻ったのは8年後の1803年。この時は約30メートルまで掘り進んだところで、古代エジプトの象形文字に酷似した奇妙な文字が刻まれた石板を見つけた。

レギュラーコメンテーターのデビッド・チルドレスは、こう語る。「オーク島に隠されているのは、キャプテン・キッドの財宝ではない。契約の箱だと思う」

キリスト教至高の聖遺物である契約の箱がオーク島に隠されている理由とは? そこを掘り下げていく前に、まず少年王ツタンカーメンとその父親アクエンアテンについて触れておく必要がある。今回のタイトルにもなっている“ファラオの呪い”という言葉は、事実上“ツタンカーメンの呪い”だからだ。

古代エジプト王の墓には、守りの役割を果たす副葬品が埋められたり、壁に特殊な文字が彫り込まれたりする。ツタンカーメン王墓も例外ではなく、“魔法のレンガ”とよばれるものが4つ見つかっている。これは、『死者の書』の第151章に出てくる神々の姿を模したもので、王墓の玄室の壁や床に埋め込まれるようにして飾られるのが普通だ。

ツタンカーメンの呪いと魔法のレンガの魔力を関連付けて考える研究者もいるが、その方向性では真実にたどり着けない。番組では、ツタンカーメンの墓で見つかったという第5の魔法のレンガについて詳しく検証していく。

ツタンカーメンの黄金マスク。
ツタンカーメンの黄金マスク。

 

魔法のレンガ「アヌビスの櫃」

第5の魔法のレンガ。それは、そもそもツタンカーメンの父アクエンアテンが持っていた“アヌビスの櫃”と呼ばれる遺物だ。外見的には、ジャッカルの像で装飾された木箱である。しかし、古代の宇宙飛行士説を信奉する人々は、「アクエンアテンが地球外生命体から授けられた、強大なエネルギーを発生させる特別な装置だった」と口を揃えていう。

アクエンアテンは極端な楕円形の頭部をした姿で描かれたり、像にされたりすることが多い。極端に楕円形の頭部という要素が連想させるものは何か。古代の宇宙飛行士説では、アクエンアテンが地球外生命体と何らかの関係を持っていたと考える。古代エジプト人と地球外生命体との間に生まれた子どもだったという可能性さえ取りざたされるのが事実である。

ただし、ツタンカーメン王墓で見つかったアヌビスの櫃は、いわばモックアップにすぎない。本物は、エジプトから遠く離れた場所に隠されている。

番組では、このような検証が行われる。旧約聖書の出エジプト記に出てくるモーセによってエジプトから持ち出されたアヌビスの櫃は、しばらくエルサレムの神殿の丘に保管されていた。しかし、これを見つけたテンプル騎士団がスコットランド経由でオーク島に持ち込み、隠した。そのために作られたのが、1795年に見つかった縦抗だというのだ。

アクエンアテン以降の古代エジプトのファラオたちは、墓を守るためにETテクノロジーを駆使していたのかもしれない。そしてその装置が発する強大なエネルギーが、呪いと認識されるようになった可能性も否めない。

オーク島の秘宝は、キャプテン・キッドの財宝ではない。古代エジプト時代から守られてきたETテクノロジー装置、すなわち5つ目の魔法のレンガであるアヌビスの櫃=契約の箱なのだ。

1861年から1965年までの間、オーク島では秘宝を探し出そうと試みた人たち6人が命を落としている。7人目の殉教者となるのはだれなのか。そして、その時に明らかになる秘宝の正体とは何なのか。

番組プロデューサーを務めるジョルジオ・ツォカロスはこう語る。「オーク島の呪いが解かれる時に起きるのは、太古の時代に地球を訪れていた知的生命体の、本当の意味での帰還ではないでしょうか」

 

(「ムー」2017年10月号より抜粋)

 

古代の宇宙人シーズン10 「#120 ツタンカーメンの呪い」は、9月12日(火)22:00~ほか、CS放送「ヒストリーチャンネル」にて放送。

文=宇佐和通

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