歴代琉球王の玉座を守った〝幻の貝〟パワーブレスと伝説の琉球ユタ

文=山河ゆい

20万人を導いたユタ・はる氏

 

ユタとは、沖縄のシャーマンである。もともと沖縄には「サーダカンマリ(性高生まれ)」の人、すなわち霊感の強い人が多い。そのなかでもユタの家系に生まれ、「カミダーリー(神倒れ)」といわれる九死に一生の試練を経た人が、本物のユタとして独り立ちするのである。

 

「最後のユタ」と呼ばれるのは、本誌でもおなじみの、はる氏。彼は幼少時に大変な体験をし、1年にわたる入院生活を余儀なくされた。その間、普通の人の目には見えない多くの「友人」が病床を訪れ、ある者は歌で、ある者は手ぶり身ぶりで、この世とあの世のさまざまな事柄について、はる氏に語り聞かせたという。じつは、はる氏の祖母も優秀なユタであった。

 

これまでにはる氏は、のべ20万人以上の相談に乗り、幸せへの案内人を務めてきた。同時にスピリチュアル・ミュージックを生みだすアーティスト、パワーストーンをアレンジするデザイナー、そして著述家としても活躍している。

 

歴代の王や皇帝も夜光貝に守られた

 

そんなはる氏の手がけたアクセサリーが昨年、ハワイで話題をさらった。

夜光貝のブレスレットを現地に持ち込んだところ、またたくまに欲しがる人が現れ、追加のリクエストが続出したのである。

 

沖縄や屋久島のサンゴ礁域に棲息する夜光貝。
沖縄や屋久島のサンゴ礁域に棲息する夜光貝。

 

夜光貝とは、インド—太平洋のサンゴ礁に棲息する巻き貝の一種で、殻の裏側には真珠層がある。その美しさから工芸品の素材とされ、沖縄では古来、琉球王の玉座を飾る螺鈿として、また、中国の皇帝への献上品として珍重されてきた。ちなみに、正倉院の宝物にも夜光貝の螺鈿が見られる。一般人には手の届かない、非常に貴重なものだったのだ。

 

加えて、夜光貝には独特のパワーがあると、はる氏はいう。

 

「身につけた人のネガティブなエネルギーを吸収して、本来の状態にリセットします。貝の中で命をはぐくむからか、守る力も非常に強い。そして何より、回復力がすばらしいのです。どんなにネガティブなエネルギーを吸っても、ひと晩休ませればパワーが復活します」

 

沖縄では古くから夜光貝が愛されてきた。その伝統は今もつづき、大切な人への贈り物、あるいは自分自身のお守として、夜光貝の小さなプレートやペンダントなどを持つ人は多い。

 

そうした多くの品と比べて、はる氏の夜光貝ブレスレットが異色なのは、その圧倒的な使用量である。手首をぐるりと取り巻く夜光貝。そのパワーはいかばかりか。見えない力に敏感な沖縄やハワイの人々が反応したのもうなずける。

 

琉球ユタ・はる氏がアレンジした夜光貝パワーブレス。
琉球ユタ・はる氏がアレンジした夜光貝パワーブレス。

 

琉球王が欲した伝説のパワーをふんだんに浴びられそうなパワーブレス。その効果は現代においても所有者を導くだろう。

 

(ムー2017年12月号より抜粋)

文=山河ゆい

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