初詣でに行くなら……不思議と運が開けてくる「噂の神社」をめぐるべし!

文=本田不二雄

初詣でに行くならここで決まり!

 

「あの神社はイイらしいよ」

「あの神社はスゴいって聞いたけど」

「あの神社にはもう行った?」

そんな会話がしばしば神社ファン(崇敬者というより、少しライトな〃神社好き〃層)のあいだで交わされている。

 

神仏探偵を自称している私、本田不二雄も、「どこかいい神社ありますか?」とよく聞かれる。

この場合の「イイ」「スゴい」が何を指しているのかが、実はよくわからない。

いわゆるパワースポットなのか、ご利益神社なのか。どちらもひっくるめた「今キテる神社」なのなのだろうか。

 

そんな噂の神社に関する情報をネット検索してみると、どんどん出てくる。これまで神社の本をいくつもつくり、記事を書いてもいる著者も、知らないお社がたくさんあった。

あるいは知ってはいても、今そんなふうにブームになっているのか! と驚く神社も多数あった。そこでご利益方面に焦点を絞って全国の神社を見直してみようと考え、一冊にまとめたのが『不思議と運が開けてくる! 噂の神社めぐり』(学研プラス刊)だ。

 

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価格:1300円+税 発行:学研プラス

 

 

つい最近取材で詣でたきわめつきの「噂の神社」といえば、三峯神社(埼玉県秩父市)だが、こちらは「ムー」2018年2月号の記事をご覧いただくとして(こちらは秘境にしてパワースポット、ご利益も絶大と評判)、本書のなかから、まずは初詣おすすめ神社をご紹介したい。

 

まずは、「有名だけどまだお参りしていない、一度は行かなきゃ」部門の神社。

 

「金華山黄金山神社」(宮城県石巻市)
「金華山黄金山神社」(宮城県石巻市)

東北ブロック代表は、「金華山黄金山神社」(宮城県石巻市)。

こちらは奈良時代、国家の威信をかけた大仏建立にあたり、材料の金が足りず窮地に陥ったときに金産出の吉報をもたらしたとされる史実にもとづいて命名された神社。「金(こがね)の華が咲く」と謳われ、「3年続けてお参りすればお金に苦労しない」と言い伝えられる注目のスポットである。「金運」の惹句にややうんざりの由緒正しい神道者も、周囲を海に囲まれた聖地の島は参詣したかいあったと納得できるだろう。

 

「鹿島神宮」(茨城県鹿嶋市)。
「鹿島神宮」(茨城県鹿嶋市)。

関東ブロック代表は、「鹿島神宮」(茨城県鹿嶋市)。

有名だし、日本を代表する名社だが、都心近くにお住まいの方にはちょっとお参りするには遠く思えるロケーションだ。しかし、東京駅から高速バスでジャスト2時間。日帰り参詣にはちょうどいい距離感だ。昔から「鹿島立ち」という言葉があり、「あらたな世界に立ち向かう、人生のターニングポイントに立つ、ここから戦いの場所に向かう」そんなリスタートの意味を含んでいるという。まさに初詣にふさわしい神社である。ご祭神はタケミカヅチ大神で、劔が御神体。邪魔するものを斬り捨て、どんどん前に進んでいくパワーをいただきたい。

 

「神田神社」(東京都千代田区)。
「神田神社」(東京都千代田区)。

首都圏ブロック代表は、「神田神社」(東京都千代田区)。

一般に神田明神の名で知られている。神田明神といえば平将門公。一般には怨霊だの首塚の祟りだのと語られ、歴史的には反乱軍の首魁にして逆賊の汚名を着させられているが、実は関東および江戸・東京人の評価は真逆だ。太田道灌や北条氏綱、徳川家康といった関東の〃王〃はみな神田明神(将門公)を勝負の神とあがめ、江戸108の町会は総氏神として崇敬を重ねてきた。新年にあたり、徳川家康ゆかりの「勝守」をぜひゲットしたい。

 

「熱田神宮」(愛知県名古屋市)。
「熱田神宮」(愛知県名古屋市)。

中部・東海ブロック代表は、「熱田神宮」(愛知県名古屋市)。

いわずと知れた名社だが、名古屋人を除けば意外とお参りしていない神社だろう。ご祭神の熱田大神は、スサノオ尊がヤマタノオロチの胎内から見出し、アマテラス大神に捧げた神剣(みつるぎ)に宿る神霊。かの織田信長が3000の兵で2万5000の今川勢を破った桶狭間の戦いで熱田神宮に祈ってから出陣した逸話はあまりにも有名だ。勇気と決断を後押しし、停滞した空気を変え、力をくれる神としてあがめられている。境内のクスの御神木、近年やっと一般参詣が許可された熱田大神の荒霊(あらみたま)を祀る一之御前神社も外せないポイントだ。

 

以下、きりがないので若干〃巻き〃で紹介したい。

○伊勢といえば神宮だが、実は外せないサルタヒコ大神ゆかりの神社の代表格として挙げたい「椿大神宮(つばきおおかみやしろ)」(三重県鈴鹿市)。

○京都の有名観光寺社と離れており、意外と詣でる人は多くはないが、実は八幡大神(八幡大菩薩)の守護神パワーが絶大な「石清水八幡宮」(京都府八幡市)。

○伊勢や出雲とならび一生に一度は詣でたい神社の代表格といえば、「金刀比羅宮」(香川県琴平町)。長い石段を登った人しか授与されない「幸運の黄色いお守り」に注目。

○近年〃黄金の道〃で一躍全国区となった「宮地嶽神社」(福岡県福津市)は、圧巻の参道、金色屋根の本殿、黄金の時代を物語る石室古墳が注目のパワースポットである。

 

このほか、メインで紹介しているのは「開運・金運」のご利益神社である。とりあえずは、おめでたい社名をもつ金運神社を列挙してみよう。

○皆中稲荷神社(東京都新宿区)*「皆中(みなあたる)」神社として知られる。

○御金(みかね)神社(京都市中京区)*「黄金色の福財布」が大人気。

○金札宮(きんさつぐう)(京都市伏見区)*「天から金の札が降ってきた」に由来。

○金蛇水(かなへびすい)神社(宮城県岩沼市)*縁起の良い蛇紋石のメッカ。

○金櫻(かなざくら)神社(山梨県甲府市)*「金のなる木の金桜」がある神社。

○金崎宮(かねがさきぐう)(福井県敦賀市)*「カネがさき」のめでたい社名。

○金(こがね)神社(岐阜県岐阜市)*金色の文字で揮毫される御朱印が人気。

○宝(たから)神社(和歌山県御坊市)*日本唯一の「宝」一文字の社名。

○金持(かもち)神社(鳥取県日野町)*財布のお祓いを受けたら「金の素」が届く。

○茂宇気(もうけ)神社(鳥取県鳥取市)*「儲け」の読みにあやかって人気に。

○富来(とみく)神社(大分県国東市)*その地名から開運にちなんだ町おこしも。

○宝当(ほうとう)神社(佐賀県唐津市)*宝くじが当たる神社としてすっかり有名に。

 

このほか、名社中の名社、春日神社境内の金運神社から、平成生まれのニューカマーご利益神社まで、さらには勝負運や縁結びで評判の高い神社などを紹介したかつてない神社めぐりガイドです。合計100社から、あなたがご神縁を結ぶべき神社がきっと見つかるはずだ。

文=本田不二雄

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