米国防総省ペンタゴンがUFO情報を公開!

文=並木伸一郎

突如配信された軍事機密情報

2017年12月16日、米紙「ニューヨーク・タイムズ」など複数のメディアが、米国防総省(ペンタゴン)が、2007年〜2012年まで極秘UFO調査を行っていた事実を認めたと報じた。さらに、秘匿していた調査資料のひとつであるUFO映像も公開され、世界中を震撼させたのである。

その公開された映像は、2004年にカリフォルニア州サンディエゴ沖付近で撮影されたものだという。だが、詳しい日付は明らかになっていない。

superhornet
戦闘機スーパーホーネットの赤外線センサーが捉えた映像。

高度2万5000フィート(約7600メートル)上空を時速650キロ(マッハ0.58)で飛行していた米海軍戦闘機F/A-18Fスーパーホーネットから、米空軍空母へ無線通信が入った。スーパーホーネットに搭載されているレイセオン社の前方監視赤外線センサー(ATFLIR)がドローンのような物体を感知したというのだ。

間もなくして、この物体がドローンである可能性が否定された。なぜなら、強い風に逆らいながら高速で飛行していたからである。当時、上空では西から120ノットの風が吹いており、その強風の中をドローンが飛行するのはほぼ不可能なのだ。

また、別のパイロットからも謎の物体が艦隊のように飛行していることが報告されると、空母管制官は直ちにその謎の物体の追跡を指示した。左記は、空母管制官とパイロットの通信の一部である。

管「何が起きているんだ!?」

パ「そこに全艦隊がいるようだぞ。おい、AESAディスプレイを見てみろ !――AESA監視を開始――なんてことだ!!  西からの風120ノット、奴らは全員風に反している !」

管「監視を続けろ !」

パ「何なんだ、これはいったい !」

管「監視を続けろ !  見失うな !」

パ「物体が回転している !」

パイロットは、他国が米国の領空を侵犯する「対領空侵犯措置(ASA)」のおそれがあると判断し、スーパーホーネット搭載の赤外線センサーを“White-out”から“Black-out”に切り替え、すぐさま追跡を開始した。この赤外線センサーは、熱量を感知し物体を画面に表示するのだが、“Black-out”に切り替えたことで、上下に小さな突起があるいびつな楕円形の物体であることが判別できるようになったのだ。

周囲には、物体を覆うオーラのような空気の層がはっきりと映っており、強い向かい風の中を約100度回転しながら、まるで水面を滑るかのように飛行している様子も捉えていた。

やがて物体は、空気抵抗や空力といった現代の物理学の原理を無視するかのように飛行し、時速650キロで飛行するスーパーホーネットでも追尾できないほどのスピードで消え去ってしまったのである。

スーパーホーネットのパイロットは、特殊な訓練を受けた有能な兵士である。だが、そのパイロットをしても、この未知の飛行物体は理解を超えた存在だったのだ。

前述したように、ペンタゴンは「先進航空宇宙脅威識別計画」の名のもとにUFO調査を進めていた。投入された予算は、なんと約2200万ドル(約24億8000万円)。主に調査を担当したのは、元軍事情報担当ルイス・エリゾンド氏だ。彼はCNNの番組に出演し、調査について語る。

「2012年にいったん終了しましたが、その後も調査は継続されています。私は昨年10月に退職しましたが、あとのことは後任に託しています。UFOの能力や意図を解明することは軍や国家のために必要なことなのです」

これまで、UFO情報をめぐってさまざまな陰謀論が渦巻いてきたが、今回の公開によって、ついにペンタゴンがUFOファイルを隠していた事実が明らかになった。

だが、なぜ“今”になって公開したのか、それには何か理由がありそうだ。今年もアメリカのUFO情報から目が離せない。

 

(ムー2018年3月号「最新UFOレポート」より抜粋)

文=並木伸一郎

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