手書きの文字は性格や適性を知っている! 「筆跡タイポロジー」の不思議

文=藤江 優

筆跡を人事に活用!

 

あなたは、自分の書いた文字をしげしげと見つめたことがあるだろうか。

それらの文字に、あなた自身も気づいていない性格の傾向や密かな願望、さらには開運の指針までもが示されているとしたら、どうだろう。解読したいとは思わないだろうか?

 

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じつは、筆跡を解読するスペシャリストがいる。「筆跡タイポロジー」のマスターアナリストとして活躍中の、えり子氏だ。その人の筆跡を見れば性格や適性がわかり、よりラクに、より豊かに生きるためのアドバイスができるという。

筆者も少し見ていただいたが、えり子氏の診断は、的確で温かい。それは多くの人が感じるところなのだろう。プロとしてのキャリアは3年目ながら、すでに3500人以上を診断し、大きな信頼を寄せられている。

 

筆跡タイポロジーのマスターアナリスト、えり子氏。筆跡診断の技術を人材登用に生かしている。
筆跡タイポロジーのマスターアナリスト、えり子氏。筆跡診断の技術を人材登用に生かしている。

 

筆跡に秘められた大きな可能性に、えり子氏が気づいたのは2014年。ふとしたきっかけで、筆跡心理学のミニセミナーに参加したときのことだった。

 

それまでえり子氏は、約10 年にわたって企業の人事を担当し、多くの人々の履歴書を真剣に見てきた。そのたびに「いい感じ」「イヤな感じ」など、「言葉にはできないモヤッとした何か」を感じていたという。

「筆跡心理学のミニセミナーを受けたとき、私が履歴書から受け取っていた言語化できないものを、これならはっきりと説明できると感じました」

ただちに本格的なセミナーを受け、翌2015年には筆跡アドバイザーのプロの資格を取得。並行して研究をつづけ、社内の人事に生かしていった。

 

坂本龍馬の筆跡。印をつけた部分に、大物ならではの特徴が見られるという。
坂本龍馬の筆跡。印をつけた部分に、大物ならではの特徴が見られるという。

 

初対面でも筆跡を見れば「わかる」

 

「文字は嘘をつけません。履歴書に書かれた文字から性格や適性を類推して、面接でどんな質問をすればよいかを絞り込むこともできます」

たとえば、あるときえり子氏は、経理部勤務を志望する女性に、こう質問したという。

「あなたは、細かいことがあまり好きではないように思えますが、どうして経理部に行きたいのですか?」

この女性は、専門性の高い部署で働き、手に職をつけたいと考えていた。しかし数年後、経理の仕事は自分に合わないと気づき、異動を願い出た。「面接でえり子さんにいわれたとおりでした」と、挨拶にきたそうだ。

また、グループ企業が運営するスポーツクラブから履歴書を借りて、顧客に人気の高いインストラクターと、そうでないインストラクターの筆跡傾向を分析したこともある。結果は非常に興味深いもので、それぞれに偏った特徴が見られた。

えり子氏の手法は、あっというまに社内で評判となり、人事に悩む各部署の管理職や、自分をより深く知りたいという社員から相談が殺到した。現在では、複数のグループ企業からも正式な依頼を受けて、人事のコンサルティングを行っている。

また、社員研修に講師とし 同行し、希望者の筆跡を診断することもある。自分の適性や今後の指針を知りたいという社員が、えり子氏の前に順番待ちの列をつくるという。

 

 

(ムー2018年4月号より抜粋)

文=藤江 優

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