知られざる水棲UMAアルタマハ・ハか!? アメリカで発見されたネッシー型生物の謎

文=並木伸一郎

漂着した水棲怪獣の死骸

アメリカ、ジョージア州の海岸に謎の生物の死骸が漂着した。その姿形が、まるで“ネッシーそっくり”だと、現在、世界中で話題になっている!!

2018年3月16日、同州ウェークロスに住むジェフ・ウォーレンという人物が、息子を連れてウルフ・アイランド国立野生動物保護区内にあるセントシモンズ島へボートで向かい、海岸に着いたときだ。砂地で、数羽のカモメが生物の死骸をついばんでいるのを遠目に目撃した。

「アシカか? それともアザラシの死骸か?」と思って近づくと、その生物は有名なネス湖の水棲獣「ネッシー」を思わせる姿の怪物だったのである。

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ジョージア州セントシモンズ島の海岸に打ちあげられていた謎の生物。

驚いたジェフは、死骸を映像に収め、SNSに投稿。するとたちまち大反響となり、全米はおろか世界中に拡散していったのである。

公開された画像だが、死骸は腐敗しておらず、形もはっきりしている。これがサメ類や魚類など、既存の生物ではないことは明らかだ。

長い首とその先にある爬虫類的な頭部と大きな目、開いた口には鋭い歯があり、いかにも凶暴そうな顔つきだ。ジェフいわく、大きさは約120〜150センチほどだという。胴体から突き出た1対の大きなヒレも含め、世界各地の湖や河川、海で目撃されるネッシーやマーホース(海馬)タイプの特徴を併せ持つUMAを彷彿とさせずにはおかない。

実は、地元ダリエンでは、伝説の水棲UMA「アルタマハ・ハ」の存在が語り継がれている。実際に目撃報告も多く、その証言やスケッチなどの資料を見ると、セントシモンズ島に漂着したこの生物は、ネッシーやマーホースというよりアルタマハ・ハに酷似している、といっていいだろう。

アルタマハ・ハは、1800年代から多数の目撃報告があり、今では地元観光のPRキャラクターの目玉としても使われているほど有名な水棲UMAだ。主な棲息地は、同州南東部のアルタマハ・ハ川河口周辺だが、実際には海に棲息している可能性も指摘されている。

アルタマハ・ハの推定体長は6〜9メートル。体色は灰色もしくは濃い緑色で、腹部にかけてはほんのりクリーム色だと伝えられている。

アルタマハ・ハは先住民の伝説にも登場するが、古い目撃記録では、河口を下るスクーナ船から、川面を泳ぐ姿が目撃されている。また、近年の報告では、水面からのぞかせた頭部には、ヘビのような形の大きな目、口の中には鋭い歯が並び、尾はクジラやイルカのように水面に対して平行で、体を上下にくねらせて飛び跳ねながら泳いでいたという。

件の死骸がアルタマハ・ハだったとすれば、大きさからして成獣の“幼体”だった可能性がきわめて高い。だが一方で、これが成獣で新種の小型UMAである可能性もまた否定できない。

惜しまれるのは、その後、波にさらわれて消失したのか、放棄されたのか、死骸が行方知れずになってしまったのだ。その行方も含めて、今後のさらなる調査を待ちたい。

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以前に目撃されたアルタマハハの写真。1800年代から現在まで目撃が絶えない。

 

(ムー2018年6月号より抜粋)

文=並木伸一郎

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