緊急警告!! 仮想通貨の「ヨハネ黙示録」大陰謀

文=嵩夜ゆう

仮想通貨システムの改善不可能な欠点

現在ではだれもが耳にすることになった仮想通貨。「億おくり人」という言葉に象徴されるように、数年前にわずかな金額で仮想通貨を購入した人が、いまでは億単位の資産を手にしているという話も珍しくはない。

その背景にあるのが、紙幣の印刷コストの増大である。

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日本円やユーロ、ポンドといった先進国の紙幣は、常に偽札との戦いを強いられてきた。いかに偽造しにくくするか、その一点を追求した結果、ここ10年で印刷コストが3倍にまで膨れあがってしまったのだ。

しかも次世代の紙幣には、薄型のマイクロチップが埋めこまれるといわれている。これを発券した場合、印刷コストの負担は現在とは比較にならない。このように現在の通貨の限界が露呈されるにつれ、それに成り代わるものとして登場したのが仮想通貨なのである。

仮想、つまり物体としての形が存在しない以上、印刷などのコストはいっさいかからない。また、あくまでもデータにすぎないので、物理的に移動させる必要もない。一瞬で送金と着金が完了するので、物流の加速や景気加速につながるともいわれている。一部の経済学者からは、通貨の理想形を体現している、といわしめるほどなのだ。

だが、本当にそうだろうか。

実は仮想通貨には構造上、改善不可能な欠陥が存在する。それは仮想通貨そのものといっても過言ではないシステム、ブロックチェーンである。

ブロックチェーンとは、仮想通貨独特の台帳システムだ。仮想通貨にはすべて、発行された日付、最初の持ち主、どこを経由したかなどの情報が詳細に記録されている。

どこのだれが最初に購入し、次にだれが、そして現在はだれが所有しているのかという情報が、持ち主が変わるたびに追記されるのだ。これをもって仮想通貨は偽造不可能とされているわけだが、まさにこのシステムこそが仮想通貨の致命的なバグなのである。

インターネットはもともと、軍事的要求によって開発され、その後は、学術論文を扱うネットワークとして進化してきた。この過程において、情報が詳細であればあるほど優位性がある、というインターネットの大原則が生まれた。

簡単にいうと、新薬の効能のみが記載されている文章より、なぜその効果が期待できるのか詳細に語られている文章のほうが優先される、ということだ。

この大原則は、インターネットの初期段階で作られた基本アルゴリズムのひとつであり、それを書き変えてしまった場合、インターネットは機能しなくなる。そして、まさにこの大原則こそが、ブロックチェーンの致命的な欠陥につながるのだ。

 

仮想通貨を操る闇の集団が存在する

たとえば、仮想通貨を購入したまま何年も取引せず、値段が暴騰したので売却したとする。

その瞬間、だれかが複数回の取引をしたように偽装した、偽物の仮想通貨のブロックチェーンデータをネットワーク上に置いたとしよう。そのとき本物と判断されるのは、偽物のデータなのである。

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これは前述の、インターネットの大原則に従うからだ。こうして持ち主は売却益を得られなくなり、仮想通貨もどこかへ消えてしまう。いわゆる「仮想通貨強盗」というのがこれである。

旧来の窃盗や強盗といった犯罪と異なる点は3つ。

ひとつは、盗まれたという事実そのものが、データの改ざんによって消し去られること。

次に、盗まれたのがよほどの巨額で、しかも売り主が社会的信用のある人物でない限り、妄言で片づけられてしまうこと。

そして最後が、インターネットは法的にはどこの国にも所属していないので、だれにも捜査義務や補塡(ほてん)義務が存在しないということだ。

そもそも仮想通貨においては、発券元であっても事実上、身元を明かさなくてもいいという現実がある。名前や住所が登録されるだけで、資産の有無や身元確認などはほぼなされていないのである。

その意味で仮想通貨は、完全な無法状態といってもいい。

こうしたインターネットの基本的なルールは、仮想通貨特有の決算システムであるマイニングにおいても、同じように適用されている。そして仮想通貨の決算システムのバグは、盗難や改ざんが起こるたびに問題視されているわけだが、危険性を報道するメディアは皆無に近い。

だが、投資・投機の専門家でもある筆者がそれ以上に驚くのは、仮想通貨の価値欠損率の低さである。そもそもこのような致命的欠陥があった場合、価値欠損率は計算上、あのリーマン・ショックレベルでなければならない。

しかし、現実としてそのような状況にはなっていない。

こうした場合、何らかの思おも惑わくで動く少数の集団がコントロールしていると想定するのが常識である。だとすれば、だれが何を最終目的とし、そうした行動をとっているのだろうか。

その答えはなんと――「ヨハネの黙示録」に記されていたのである!

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(ムー2018年9月号 特別企画「緊急警告!! 仮想通貨の大陰謀」1章より抜粋)

文=嵩夜ゆう

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