ロズウェル事件の真相/ヒストリーチャンネル「古代の宇宙人」

墜落した3つの円盤

1947年におきたロズウェル事件。墜落したのは宇宙船ではなく、ただの気象観測用気球だと米軍は長らく否定してきた。ところが2011年に発表されたFBIの資料には、当時のFBI長官に宛てたメモが残されており、3つの“空飛ぶ円盤”の回収について記されていたのだ。古代宇宙飛行士説論者たちはこれに賛同し、ロズウェルは氷山の一角に過ぎないという。

 

【ロズウェル事件の真相】 解説=宇佐和通

絶対に実現しない。そんなことはわかっている。でも、もしアメリカ大統領になったらやってみたいことが3つある。まず、ケネディ大統領暗殺事件の資料をまとめたウォーレン委員会の報告書の原本を読むこと。ふたつ目は、エリア51でガイド付きツアーをしてもらうこと。そして最後に、ロズウェル事件に関するありとあらゆる資料と物証を見せてもらうことだ。

71年前の出来事であるにもかかわらず、いまだに何かと話題になることが多いロズウェル事件。95年の“宇宙人解剖フィルム”(サンティリ・フィルム)の公開。それに続いた“本物”という解剖ビデオの数々。2014年の“ロズウェル・スライド”と呼ばれるコダック・フィルムと、それに写っていた“異星人ミイラ”を本物と断言した超有名ロズウェル・リサーチャーの失脚劇。まるで仕組まれているように、何年かに一度大きな動きがある。

関連本も多い。『ニューメキシコに墜ちた宇宙船―謎のロズウェル事件』(1980年)、『UFO CRASH AT ROSWELL』(1991年)、『CRASH AT CORONA』(1992年)、『ロズウェルに墜ちたUFO』(1994年)、『BODY SNATCHERS IN THE DESERT』(2005年)。主要なものだけでもこれだけある。

さらにはアメリカ空軍も1994年、1995年、そして1997年と3回にわたって“公式”報告書を発表している。公文書を含め、これだけ文章化されている事件は珍しいのではないか。

今も熱はまったく冷めていない。ニューメキシコ州ロズウェルでは毎年独立記念日の週末に「ロズウェル・インターナショナルUFOフェスティバル」が開催されていて、インターナショナル・UFO・ミュージアムという地元では有名な施設をメイン会場にした盛大なイベントが繰り広げられ、かなりの数の観光客が集まる。

この番組の背景には、こういういつまでも冷めることのないアメリカ人のロズウェル熱があることを忘れてはならないと思う。ロズウェル事件は、意見の差が激しいのも特徴のひとつだ。ざっくり分けると、真相は異星人が乗った空飛ぶ円盤の墜落事故説を支持するグループ。そしてもうひとつは、当時の最新鋭原子力航空機実験の失敗説を支持するグループだ。

番組内で、独自の視点とロジックを通してユニークな“真相”が紡ぎ出される。その過程は謎解きの楽しみであり、それと同時に歴史の暗部を探っていくことにもつながる。番組の先にある広がりの部分が存在することを感じさせ、その部分の解釈を視聴者に任せるような、そんな作りになっている。

こんな話がある。ケネディ大統領は地球外生命体の存在を知っていて、二期目の当選を果たした暁には“真実”を公表しようとしていた。1947年に破片散乱現場とよばれていた場所から回収された多くの破片は今も現在ネバダ州のエリア51に保管されており、リバースエンジニアリングで地球製UFOが作られている。冒頭で触れた3つの願いは、お互いに深くリンクしあっているのだ。

 

古代の宇宙人 - ロズウェル事件の真相

 

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