中国と現代UFO事件と古代の異星人/ヒストリーチャンネル「古代の宇宙人」

天空都市、現る!

中国の元外務省職員スン・シリは、中国政府は異星人が地球に来ていること、異星人が中国人に紛れて暮らしていることを認識しているという内部情報を暴露した。現代では中国政府も無視できないほど、UFOの目撃情報が数多く寄せられているという。仏山市に現れた雲に浮かぶ都市や、杭州蕭山国際空港でのUFO騒動など、中国では不可解な現象が多発している。世界最大となる直径500メートルの球面電波望遠鏡「FAST(ファスト)」を完成させた中国は、今後、宇宙人が存在する証拠をいち早くつかみ、彼らから情報を入手することで、世界の主導権を握ろうとしているのかもしれない。

 

【中国の謎】 解説=宇佐和通

2015年10月上旬、中国広東省仏山市に住む多くの人々が信じられないものを目の当たりにした。YouTubeにもアップされ、お昼のニュースなどでも取り上げられたので、実際にご覧になった方も多いと思う。写っていたのは、まさに“天空の城ラピュタ”としか形容のしようがないものだった。まだご覧になっていない方は、この番組の冒頭にも収録されているので、ぜひ。この番組は、その中国で盛り上がりつつあるニュー・ユーフォロジーと呼ぶにふさわしい機運についてのレポートだ。

UFOと中国。ちょっと結び付きにくい組み合わせである感じが否めない。しかし、過去の目撃記録も現在の研究もかなり充実しているようだ。中国の神話にも天空から舞い降りた創生神についての物語が少なくない。こうした話の内容に科学的な角度から光を当てようとする人たちもいる。

天安門事件が起きた1989年、A・D・ディカリョフというロシア人作家が著書『アジアとアフリカの人々』の中で興味深い事実を指摘している。共産党がすべての情報を管理しているはずの社会で、UFO現象に対する独自の研究を行う私的機関が誕生したというのだ。『空飛ぶ円盤研究』という定期刊行物も出版されているという。西側社会ではごく当たり前のことだが、それまでの中国では考えられないことだったはずだ。

経済改革が進む中、中国の人々の情報というものに対する価値観も徐々に変化しつつあるようだ。こうした状況で、中国独自の“古代の宇宙飛行士説”が見直されているらしい。ただ、ロシアにおけるコズミズム思想の位置づけとは少し違うかもしれない。中国では科学者たちが古代の宇宙飛行士説を史実に近い形でとらえるというトレンドが存在する。神話と科学の融合ではなく、神話とユーフォロジーの融合現象が生まれているのだ。こうした動きは、2011年に元中国政府関係者の男性がUFO現象研究団体を立ち上げたことにも端的に表れている。

また、独自の宇宙ステーション建設や世界初となるローバーによる月の裏側の探査計画など、中国は次々と具体的な計画を打ち出し続けている。世界最大の電波望遠鏡の建設計画もある。電波望遠鏡建設の目的は、地球外知的生命体の探査だ。

今や世界第2位の経済大国となった中国。独自の宇宙開発プログラムは地球外生命体の発見につながるのか。興味は尽きない。

 

古代の宇宙人 - 中国の謎

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