地球人は異星人だった!! 先進文明人類干渉理論

文=南山宏

世界各地の「天下った神々」神話

太古、太陽系第3惑星のわが地球上に栄枯盛衰したあらゆる文明や文化には、ほとんど必ず、天界から地上に降り立ってわれわれの遠い祖先たちと接触交流した不思議な“神々”の物語が存在し、神話や伝説の形で世代から世代へと受け継がれてきた。

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シュメール文明が遺したエイリアン土偶。レプティリアン型という説も。

 

世界最初の文明とされるメソポタミアのシュメール文明にも、古代エジプト文明にも、アフリカ・マリ共和国のドゴン族や、北米先住民のホピ族、中米ユカタン半島に文明を築いたマヤ族、同じく南米アンデス山中のインカ族、オーストラリアのアボリジニ族、そして古代インド・中国の先住民族の文明文化にも、“天下った神々”にまつわる神話伝説が大昔から連綿と伝承されている。

わが国もまた決して例外ではない。

記紀(『古事記』と『日本書紀』)に記された“天孫降臨”神話がまさしくそれに該当すると、ここで筆者が主張しても異論を唱える人はいないだろう。

こうした“天下った神々”は、現代用語でいえば“エイリアン”、異星人種族に置き換えることができる。

 

エイリアンと聞いて、21世紀の現代人の大多数がすぐさま頭に浮かべるのは、当人が信じると信じないとに関係なく、おそらくあの“ロズウェル事件”だろう。

先の世界大戦終結後まもない1947年7月早々、アメリカのニューメキシコ州ロズウェル近郊の半砂漠地帯に円盤型UFOが墜落し、残骸と搭乗者の死体複数が米軍当局によって密かに回収されたが(一説には、乗員が生きたまま捕獲されたとも)、真相は1980年にUFO研究家たちの手で暴露されるまで、長い歳月極秘に付されていたUFO史上に名高い事件のことだ。

この事件の際に目撃されたUFO乗員は、身長が1メートルたらずの小柄なヒューマノイドで、黒い大きな吊り目が特長のいわゆるグレイ族(体色からそう総称される)だった。

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グレイ族エイリアンの模型(ロズウェルUFO博物館の展示物)。

 

UFO研究者の一般的なエイリアン種族分類によれば、着陸事件や会見事件ないしアブダクション事件(被害者を拉致して検査や実験の対象にする)を実行するエイリアンは、主に以下の3タイプ――上記のグレイ型、レプティリアンもしくはレプトイド(爬虫類人)型、ノルディック(北方人種)もしくはトールホワイト(長身白人)型のいずれかに属するとされる。

 

宇宙物理学者の先進生物人類干渉理論

だが、アメリカの少壮宇宙物理学者・科学評論家ポール・ヴォン・ウォードの主張によれば、エイリアンという言葉で発生起原地/遺伝子ルーツがわれわれとは異なる知的文明生物を地球人類と区別するのは、最新宇宙論からするともはや正しいとはいえないという。

なぜなら地球という惑星に住む知的生物の人類は、大多数が元をただせばまぎれもなくエイリアンであり、その限りではわれわれ地球人もまたエイリアンのカテゴリに分類すべきというのだ。

 

「ワ・レ・ワ・レ・ハ・宇・宙・人・ダ !」と平手で自分ののどを叩きながら変な声を発する定番的なジョークは、実はそれなりに真実を衝いていることになる。

現代最前線の天文学者たちが信じるところでは、このコスモス(われわれの銀ギャラクシー河系だけではなく、今この瞬間に存在する全銀河系を含む超ユニヴァース大宇宙)全体では、地球とよく似た生命惑星がおそらく兆どころか京で数えなければならないほど膨大な数存在している。

それどころか、138億年という宇宙の年齢を考えれば、文明のレベルの点で地球をはるかに凌ぐスーパー文明惑星もまた、数えきれないほど無数に存在しているにちがいない。

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宇宙物理学者ポール・ヴォン・ウォード。

いい換えれば、この宇宙ではいわばぽっと出の若造にすぎないわれわれのちっぽけな“原始的”地球文明が、意識と知能と科学技術の点で宇宙のトップを切っているなどと見当違いな自己満足に浸るだけでも、実に愚かしくかつ馬鹿げきっているのだ。

以上の真実を前提とすれば、われわれ地球人の21世紀の科学がまず究極的な解明を目指すべきは、次のふたつの新たな可能性だと、ウォードは指摘する。

第1に、宇宙に関する知識の点でわれわれをはるかに凌駕する地球外の先進生物が、有史前の太古の時代に地球に植民し、恐らくは今も密かに植民地化を継続している可能性。

第2に、その結果として現在の地球人は、おそらく彼らエイリアンと共通の遺伝子を共有しているだろうという可能性だ。

 

ウォードは以上の2通りの可能性を提示する新たな仮説を提起して、それを“(地球外)先アドヴァンスト・ビーイング・インターヴェンション・セオリー進生物人類干渉理論”と命名したのだ。

実際にも、エイリアンが有史前の時代から、地球上の各地点や歴史上の各時点で、地球人類史に大なり小なりの影響を及ぼしてきた歴然たる証拠があることは、“太古宇宙飛行士仮説”のエーリッヒ・フォン・デニケンや『真・地球年代記』シリーズのゼカリア・シッチンら、宇宙考古学的調査研究のパイオニアたちが(たとえその主張に多少の科学的矛盾や事実誤認があったにせよ)すでに立証ずみだとして、ウォードは次のように断言する。

「それら数々の証拠を前にして、われわれ人類はもはや、地球上唯一の先住民種族だなどとそっくり返ってはいられない。地球外知的先進生物と遺伝学的にどこかで繋がっている地球上の最先進種族として、われわれは自分たち自身をもまた“エイリアン”の範疇に入れることを躊躇ってはならない。つまり、われわれもまた“異星人”なのだから!」

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(ムー2019年1月号より抜粋)

文=南山宏

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