鶴見神社・花谷幸比古宮司が指南! 己亥年開運法

監修=花谷幸比古

己亥年は代替わりが進む年! 上が下に譲って円満な改革を

いよいよ2019年がやってくる。平成が終わり、消費税増税が実施されるなど、大きなイベントが待ちかまえているこの年をよりよく過ごす秘訣とは? 花谷幸比古宮司に、己亥年の傾向や開運のポイントをうかがった。

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2019年の六十干支は「己亥」。まずここに、この年の特徴が表れているそうだ。

「五行でいうと、己は陰土で亥は陰水です。土と水は互いに相容れない相剋の関係で、土が水を剋し、その力を弱めます。

また、己亥の年は、代替わりや人事異動が非常に激しいという特色があります。だとすれば、上にいる人間が改革を断行するのか、それとも雪崩を打って辞めていくのか。どちらにせよ、社会のあちこちで大小さまざまな変化が起こるでしょう」

代替わりといえば、来年はいよいよ天皇陛下が譲位され、元号が代わる年でもある。

「今上陛下は、これまでにさまざまな改革をしてこられた方です。はじめて民間から伴侶を選ばれ、歴代天皇としてはじめて沖縄を訪問し、膝をついて被災者を見まわれ、ご譲位も250年ぶりです。

己亥年に暗示される代替わりは、最悪の場合はクーデターというかたちで現実化しますが、上が下に譲るという円満な方法があることを、図らずも陛下ご自身が身をもって示されるわけです。これには大きな意味があるのかもしれません」

己亥年の「己」という文字にも来年を占うヒントが隠されていると、花谷宮司はいう。

「この漢字の成り立ちについては諸説ありますが、横に並んだ3本の線は、糸筋を分けるための道具、つまり糸巻きをかたどったものだとされています」

このことから、己亥年は、3つのことを念頭に置いて筋道を立てることが肝要だという。

「3つのこととは、陽明学者の安岡正篤先生ふうにいえば、天の時・地の利・人の和です。あるいは、気力・知力・体力といってもよい。3つのバランスをうまくとり、物事の道筋を立てることが何より大切です。

これがうまくできなければ、自民党は参議院選挙で大敗を喫することになると、私は予測しています。

トランプ大統領も、そろそろブレーキをかけねばならない時期でしょう。ここまでは猪突猛進の勢いで駆け通しましたが、このまま突っ走ると亥年の悪い側面が出てきます。そうでなくても息切れするころです。

そして、アメリカが経済政策に失敗すれば、金融危機の到来が予想されます。来年はかなり危ないと見ています」

「亥」にも、気がかりな象意が見て取れるそうだ。

「亥という字については、中国最古の字書である『説文解字』に『核なり百物を収蔵す』と記されています。

核とは植物の種子のことで、冬を越して春を迎え、勢いよく新芽を出すための爆発的なエネルギーが含まれています。この点がどうも気になります。中核に猛烈なエネルギーを蓄えているものが爆発するのではないか。

たとえば火山の噴火、石油コンビナート、ガソリンスタンド、工場などの爆発事故には注意が必要です」

 

己亥年を実り多き年にするポイント

代替わりが激しく、金融危機が懸念される2019年だが、われわれが開運するにはどんなことに気をつければよいのだろうか。花谷師によれば、ポイントは7つあるという。

 

①上が下に譲る

「己の年は、上の者が退いて、下の者に活躍の場をつくるというかたちが、いちばん安定するでしょう。2019年は代替わりの年であり、改革の年ともいえますが、上が退くことで人員配置が変われば、無理なく改革がなしとげられます。

先ほど天の時・地の利・人の和という話をしましたが、上が退くというのは、天の時を悟って自ら身を引くことを意味します。これによって人の和も保たれるでしょう」

 

②己を磨いて待つ

「一方、立場なり仕事なりを上から譲られた人間は、それをまっとうできるよう、己を磨いておかねばなりません。気力・知力・体力を蓄え、さまざまな可能性を想定し、いざそのときがきたら果敢に行動していただきたいと思います」

 

③下調べをきちんとする

「亥は、日本以外では豚を意味すると先に述べましたが、中国では『遼東の豕』という話がよく知られています。

昔、遼東で頭の白い豚(豕)が生まれたので、珍しいから天子に献上しようと河東へ行くと、そこの豚の頭はみな白かったので、恥ずかしい思いをして帰ったという話です。

このことから『遼東の豕』とは、自分が世間知らずであるために、ごく当たり前のことを得意に思い、慢心することを意味します。

ですから、2019年に行動を起こすときは、事前にしっかりと情報を仕入れておくとよいでしょう。そこをおろそかにすると、自分の無知ゆえに恥をかくかもしれません」

 

④逃げるときはゆっくりと

「奈良県の吉野に花谷家代々の土地がありまして、そこには猪が出るんです。猪は、成長すれば100キロを超す巨体になりますが、非常にすばしこい。猪突猛進という言葉がありますが、まっすぐにしか走れないわけではなく、あの巨体でヒュッとカーブを曲がります。敏捷な動物なのです。山中で出くわしたら、絶対に背中を見せて逃げてはいけません。追いかけてきますから。猪の顔をじっと見て、少しずつ後ずさりするほうが安全です。

このことも亥年を難なく過ごす知恵といえます。無理なことをいわれたときにサッと踵を返して逃げの姿勢に入ると、相手は追いかけてくるかもしれません。ですから、下手に逃げないほうがよいでしょう。『そうですか。ちょっと考えさせてくださいね』と、相手の顔を見て穏やかに対応しながら、少しずつ後ずさりをしていく。これが賢いやり方です」

 

⑤災害に備えよう

「歴史はくり返すといいますが、不思議なもので、六十干支が同じ年には、似たような出来事が起こりやすいものです。

それを考えると、2019年は災害に気をつけねばなりません。たとえば60年前の己亥年(1959年)には、伊勢湾台風が日本を直撃して大きな被害をもたらしました。また、120年前(1899年)、180年前(1829年)の己亥年には、地震、爆発事故、土砂災害、大雨や冷害による飢饉などが起こっています。

ご存じのように、今の日本は大地震がいつ起こってもおかしくない状況です。また、猛烈な台風や洪水の心配も大きくなっています。ひとりひとりが災害への備えをしっかりとしておくことが大切です」

 

⑥出会いを求めるなら旅を

「人との出会いは大事です。伴侶との出会いならば、なおさらでしょう。

近年では、出会いを求めているのに、なかなかよい相手とめぐりあえない人が増えているようです。家にこもってひとりで仕事をするような職業に就く人が多くなっていることも、その一因かもしれません。

出会いを得るには、各地を旅行するとよいでしょう。ただあちこちを見て回るだけでなく、人情に触れるような旅をしてください。

大阪では、よくも悪くもプライバシーがありません。ご近所さんが何人家族かといったことはみんなが知っているし、伴侶を捜していると聞けば、放っておきません。心当たりの人を紹介してくれます。そういう人間関係を旅先でつくる努力をしてはどうでしょう。

ツアーに参加するのもよいと思います。一緒に旅をすれば、その人たちとも自然に親しくなれますから」

 

⑦お金でなく物に換える

「これからは、お金の価値がなくなっていく可能性がありますので、現金で持っているより、価値が変わらないもので、形のあるものに換えたほうがよいでしょう。たとえば切手、金、絵画などです。そのような価値あるものを生前贈与することをおすすめします。

株式市場には波があり、暴落するかもしれませんが、買うならば底値になったときが狙い目です」

なお、己亥年のラッキーカラーは黄色、恵方は東北東だ。

 

(ムー2019年1月号より抜粋)

監修=花谷幸比古

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