隠された「2体目のスフィンクス」の謎/ヒストリーチャンネル「古代の宇宙人」

大スフィンクスは2体ある

現在の考古学的学説によれば、エジプトのギザの大スフィンクスは紀元前2500年頃に創造されたというのが最も有力な考え方である。だが地質学的な見地からすると、その年月はさらに遡るといわれているのだ。もしこれが正しければ、スフィンクスを創造したのは一体だれなのだろうか? 一部の研究者によると、ギザ台地には、もう一体のスフィンクスが存在するという。また、現在のスフィンクスは、カフラー王の顔を再現しているといわれているが、その大きさと比率を見た場合、頭だけが挿げ替えられたとも考えられるのだ。古代宇宙飛行士説の通り、元の石像は1万年前に地球に来た地球外的な存在を表していた可能性はないのだろうか?

【スフィンクスの謎】 解説=宇佐和通

2018年8月、驚くべきニュースが世界を駆け巡った。エジプト、ルクソールの道路建設現場で、“第2のスフィンクス”と思われる遺物が発見されたというのだ。より正確な言い方をするなら、王家の谷からわずか10キロの地点だ。

第一報から3か月以上が経った今も全体像が明らかになったわけではなく、行われて当然の発掘作業の途中経過もわからない。ただ、今回のニュースを聞いて「やはり」と感じているエジプト学の専門家は意外に多いようなのだ。

スフィンクスは二体一組の建造物であるという仮説は昔から根強くあった。古代エジプトでは陰陽の対極構図が重んじられ、スフィンクスも同じ思想の下建造されたものであるという仮説を支持する研究者も決して少なくないのが事実だ。

目に見える形の論拠としてしばしば挙げられるのが、ギザのスフィンクスの前脚の間に設えられた“夢の碑文(ドリームタブレット)”だ。これには、背中を向け合う形で座る二頭のスフィンクスが描かれている。

夢の碑文の構図と古代エジプト思想を組み合わせて考えるなら、世界中から観光客を集めているギザのスフィンクス、そして今回発見されたというスフィンクスのどちらかが雄でどちらかが雌という考え方もできるだろう。

2017年には、「スフィンクス二体一組説」陣営の代表的研究者であるゲリー・キャノンとマルコム・ハットンが、二体目はギザのスフィンクスのすぐ隣に埋まっている可能性がきわめて高いと語っていた。一方、高名なエジプト学者バッサム・アル・シャマー博士は、二体目が完全な形のままどこかに埋まっているとは思っていないようだが、“雌のスフィンクス”の何らかの痕跡がカフラー王のピラミッドの付近で見つかる可能性に言及している。この位置だと、ギザのスフィンクスと狛犬のような形で並ぶことになる。

今回の番組では、ロバート・ボーヴァルの古典的な著作である『オリオン・ミステリー』やロバート・ショークが紹介され、それに最新情報が肉付けされていく。

スフィンクスは、地下都市へ続く扉の封印として機能しているという解釈もある。第二のスフィンクスが発見されたことで、ルクソール一帯の地下に広がるといわれる巨大地下迷宮についても、何らかの事実が明らかにされるかもしれない。

古代の宇宙人 - スフィンクスの謎

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