人類に叡智を授けた「地球を監視する者」/ヒストリーチャンネル「古代の宇宙人」

地球文明を築いた地球外テクノロジー

今日の技術の進歩は我々だけの努力で獲得できたものではないと信じる人々がいる。古代宇宙飛行士説によると、ここまでの相互接続技術を私たちが手にできたのは、地球外生命体によって設計図がもたらされたからであり、われわれは地球外から今でも監視されているというのである。

もしかすると、古代に残されたストーリーの中に私たちが宇宙人から監視されているという証拠が見つかるのではないだろうか? エノク書の記述では、神は監視する者たちを地上に送り込み、文明の進化を後方支援したとされている。インカの伝説では、ウィラコチャが人類を創造し天文学や農業、その他の高度な工芸を教えたとされている。マヤ文明では、最高神のククルカンが、書くこと、数学や科学を人類に教えたと信じられている。さらに中国の古代伝説によると、車輪や機織り、書くことなどの高度な技術は黄帝によってもたらされた。

今日われわれが依存するコンピュータ、携帯電話やタブレット機器、インターネットなどの技術が、地球外からもたらされたという可能性はないだろうか?

 

【地球を監視する者】 解説=宇佐和通

イギリスの作家・ジャーナリストであるジョージ・オーウェルが『1984』という未来小説を発表したのは、1949年のことだった。大きなジャンルで分ければSF、もう少し細かいグループ分けをするなら、いわゆるディストピア小説ということになると思う。すべての国民に対する監視体制が確立された未来社会を描いた物語だ。

今回のエピソードのテーマは、広い意味でとらえた監視社会の概念である。しかし、それは人類が構築し、人類に対して強いるものというニュアンスではない。

地球の科学技術の進化にかかわってきたのは本当に地球人類だけなのだろうか。そんな疑問を投げかける人たちがいる。地球生物の進化そのものに何者かの影響が及ぼされていた可能性について語るインテリジェント・デザイン理論という考え方がある。こうした考え方からさらに一歩踏み込んだ議論ということができるだろう。

こうした議論には、オーパーツと呼ばれる遺物や遺跡も必然的に盛り込まれるはずだ。たとえばピラミッドの建造方法については、いまだにさまざまな憶測が展開されているのが事実だ。さらに言うなら、ピラミッド状構造は世界の5大陸のどこでも見つけることができる。お互いに存在することさえしらなかったはずの古代民族が、似たような構造で似たような目的を持たせた建造物の概念を“共有”していたのだ。

こうした共有の基盤部を造り、その進化を長い時間にわたって監視し続けてきた存在。その行いの本質は、「監視」より「観察」あるいは「見守り」という言い方のほうが正しいかもしれない。そうした行いを担っていた存在が古代の宇宙飛行士たちだったのではないか。番組はそんな展開で進んでいく。

たとえば『エノク書』には“ウォッチャー”(見守る者というまさにそのものずばりの名前)という聖なる存在が天界から舞い降り、人間社会を見守っているという記述が出てくる。インカ帝国の伝説では、ヴィラコチャという神が人間を創り、天文学や農業をはじめとする知識を与えたとされている。マヤ文明では至高神ククルカンが古代人類に文字をもたらし、数学をはじめとする科学の知識を与えたとされている。

番組の中では、こうした技術や知識をまとめて“エクストラテレストリアル・デザイン”という呼び方が使われている。

何もないところから生まれるものはないはずだ。インテリジェント・デザイン理論とエクストラテレストリアル・デザイン理論を並べ、比較していくやり方も面白いのではないだろうか。

 

古代の宇宙人 - 地球を監視するもの

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